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季節の変化を意識して

投稿者:所長 2022年08月30日

 

 夕方ツクツクボウシの声を聞いたり、明け方の空気感が少しだけ違ったり、季節が動いているのを感じます。仕事をしながら培われてきた私の体内リズムでは、お盆が終わると夏が終わり、気持ちは秋の事業に向かい、来年度のことを考え始めます。

 えっ、まだ、こんなに暑いのに?

 そうですよね。ほんとに。残暑は、まだまだ暑い!

 汗だくだくで帰宅し、シャワーを浴びて、エアコンをつけた部屋で、好きなオペラやコンサート(ここ10年くらい、突然クラシック鑑賞に目覚めました)の録画したものを見る。時には、ワインでも飲みながら「あー、し・あ・わ・せ」(笑)

 

 でも、そんなささやかな幸せを一瞬たりとも味わえない人たちがいる。ウクライナや各地の戦争・紛争、感染症・パンデミック、貧困、気候変動などなど。

 だからこそ、私たちは、時間と場所を超えて、平和を求め、SDGsの世界的な取り組みを進めなければならない・・

 

  しばらく前に、あるインタビュー番組で、インドネシア・バリ島で2013年に「バイバイ・プラスチックバッグ・キャンペーン」を始めたワイゼン姉妹のことを知りました。姉のメラティさんがまだ12歳の時にこの運動をはじめ、バリ島はとうとう2019年に使い捨てプラスチックを禁止したそうです。代替の古布活用のバッグ作りをビジネスとして組み合わせることで、女性の経済的エンパワーメントも進めつつ、「ユーストピア」という若者のチェンジ・メーカー(社会変化を目指す活動家)のネットワーク拡大に意欲を注ぐ環境活動家です。

 北欧にグレタさんがいれば、アジアにはこの姉妹や、女性の教育をうたうマララさんもいる。若い世代の活躍に目が離せません。

 

 今年の「アジア女性会議-北九州」は、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の達成を目指して開催します。題して、「みんなでフェミニストとして世界を旅しよう!~SDGsチャレンジと共に~」。

 開催日時は、9月30日(金)14:00-16:30。オンライン(Zoom)で、ブータン、マラウィ、モルドバ、フィジーから、それぞれのターゲットに向けた取り組みが報告されます(日英同時通訳)。せっかくなので、現地の美しい風景や人々の暮らしぶりも動画で交えながら。

 オンラインで直接見ることができない方向けには、ムーブ5階の会場で、スクリーンに映し出された配信映像をご覧いただくことも可能です。詳しい内容とお申し込み方法は、こちらからどうぞ。

 

 この秋、さまざまな困難に直面する方からの相談に対応しているムーブ相談室では、9月2日から11月までの3か月間、新たな試みとして、LINEによる相談を受け付けます。面談や電話、メールでの相談が困難な10~20代の女性が、LINEの活用で、心配事を相談してみようと思ってくださるのではないかと考えてのことです。詳しくは、こちらをご覧ください。

 この他にも、相談室では、日頃からさまざまな相談に対応しています。男性のための電話相談もあります。周りに悩んでいる方がいたら、ご紹介いただけると幸いです。

 

 ジェンダー平等、男女共同参画の取り組みは、男性の意識も変えていきます。

 ムーブが「おとこのライフセミナー」として実施する、藤原和博さん講演会「コロナを転機に!~たった一度の人生を変える勉強をしよう~」に参加してみませんか。もちろん、女性も大歓迎です。藤原さんは、元リクルート社フェロー、オンライン「朝礼だけの学校」校長としても活躍されています。

 講演会は、11月5日(土)13:30~15:00、ムーブ2階のホールで。

 詳しい内容とお申し込みは、こちらからどうぞ。

 

 それでは、次回また。 どうぞ、お健やかにお過ごしください。

 

ムーブ所長 小石 佐織

 

        

祭りのあと 感謝といただいた元気

投稿者:所長 2022年07月29日

 

 3週間にわたる開所記念行事ムーブフェスタが終わりました。オープニングの東ちづるさんの講演会から、最終日の音楽とダンスのステージまで、大変充実したプログラムで、多くの皆さまと一緒に、賑々(にぎにぎ)しく、ムーブ開所27周年を祝うことができました。

 “お祭り”の楽しい催しがあるのはもちろんですが、ジェンダー平等に関する企画イベント、生き方、生活の質の向上、文化、法律相談など、多岐にわたる内容になりました。

 

 これもひとえに、ムーブフェスタ2022実行委員会、ご協賛くださった皆さま、ムーブサポーターの皆さまのご尽力と、ムーブに何度も足を運んでくださった方々のおかげです。

 本当にありがとうございました。イベント会場のあちこちで、事業を運営されている方も参加されている方も、ともに楽しそうで(主催者側には、準備で人知れぬご苦労もあったと推察します・・)、たくさんの笑顔を拝見して、私も気分が軽やかになりました。

 最後に、フェスタ業務に携わったスタッフにもお礼 We did it!

 

 私は、アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)の専務理事も兼ねています。フェスタ期間中、KFAWの事業として、モルドバ(ウクライナの西側に隣接する国)におけるウクライナ避難民支援の様子をオンラインで紹介するセミナーを実施しました。また、青山学院大学の学生さん7名が、ジェンダー問題と併せてKFAWやムーブの事業について学ぶ短期実地演習も行いました。

 

 前者は、モルドバ現地からの報告で、報告者は、昨年度、KFAWがJICA九州とともに実施した「行政官のためのジェンダー主流化政策」研修に、モルドバから参加した行政官と国会事務局スタッフの2人です。冒頭、JICAウクライナからJICAのモルドバにおける協力について説明もありました。日本以外からの参加者も含め、160名近くの視聴者から、好評をいただきました。

 8月19日(金)までYouTubeで動画をご覧いただけますので、感心のある方はぜひ観てみてください。

日本語動画:https://www.youtube.com/watch?v=wrc2WZEAXUM&t=5762s

英語動画:https://www.youtube.com/watch?v=akrtIf9WekI

 

 後者の青山学院大学の学生さんたちは、プログラムの終了日に、ムーブ事業の広報の在り方について、彼らの提案をまとめて発表してくれました。発表の仕方も内容もIT機器を使いこなしてスマートで、感心しきりです。「成功体験に満足してじっとしていたら、周りの環境の方が前進するので、結果として取り残される」をわかっているつもりでしたが、学生さんたちの話に、「忘れかけていた」と、はっとしたことです。世の中は動いている!変化は速い!

 学生さんたちが作ったムーブ施設紹介動画と画像を、ムーブFacebookにもアップしました。

 

 変化は、男性の育児休業奨励にも表れています。2021年6月に育児・介護休業法が改正され、今年の10月から「産後パパ育休」という新しい制度が始まります。

 ムーブでは、「おとこの魅力アップシリーズ」の一つとして、9月3日(土)13:00~15:30に育児男子、男性の育児ノウハウを高める講座を実施します。

 これから父親になろうとする方、すでに6歳以下の子どもをもつお父さん・おじいちゃん、奮ってご参加ください。

 

 それでは、次回また。 どうぞ、お健やかにお過ごしください。

 

ムーブ所長 小石 佐織

 

初めまして 着任のごあいさつ

投稿者:所長 2022年07月12日

 

 6月末に、前所長の江副さんからバトンを引き継いだ小石佐織と申します。

 長らく市役所の様々な部署で働いてまいりましたので、中には、私がここに登場したのを、驚いて見ておられる方もあるかもしれません。

 私にとっては心機一転(直前は、市職員のための研修所の所長。なんという違い!)、初心に戻って努めてまいりますので、皆さま、これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、7月も半ばとなりました。恒例の開館記念行事「ムーブフェスタ」も半分が終わったところです。

 折しも、着任早々の私の机の上には、『ムーブものがたり』というムーブ開設に関わった方々の対談集(冊子)が置かれています。

 ノスタルジーも手伝って、ちょっと、中を覗いてみましょう。

 

 ムーブの設置目的や、公募で決定したムーブという愛称にこめられた思いは、ここまでたどり着いてくださった皆さまは、このウェブサイトの「ムーブとは」でご覧になっていることでしょう。

 『ムーブものがたり』によると、女性のための活動拠点が欲しいという関係者の思いは、1980年「国連婦人の十年」中間年世界婦人会議(コペンハーゲン)や1985年「世界婦人会議」(ナイロビ)の頃から萌芽し、紆余曲折を経て、1995年7月、待望の女性の活動拠点が実現したということです。

(*会議名は、当時のものをそのまま掲載しました。)

 

 ナイロビ会議には、はるばる北九州市から、20人もの女性が自費で参加したそうで、男女共同参画に対する熱意たるや、まさに、アジア大陸を越え、中東を越え、アフリカに至る!

 インターネット前の時代のことですから、「万難を排して」だっただろうと推察します。公害克服に動いた「青空がほしい」活動の女性たちもすごければ、このナイロビに行かれた女性たちもすごい。北九州市には素晴らしい女性が多いと思いませんか。

 

 そうして生まれたムーブの活動の中心は、「知る」(情報)、「交わる」(交流)、「考える」(課題解決)、「生まれる」(新しい価値観)のネットワーク形成促進です。それは、今に至るまで、脈々と引き継がれています。

 

 過去の話ばかりしていますが、ムーブは、もちろん、今を生きる、そして未来を担う人たちのために存在します。ジェンダー問題を考え、女性活躍を推進することで、女性だけでなく全ての人を包含する社会が、より良い方向に向かうよう多様な事業を行います。そして、一つひとつの活動は、時代とともに変わっていく今の課題に、未来志向で取り組んでいくものです。

 ただ、今日は、所長就任にあたり感じた、“温故知新”を少しだけ披露させていただきました。

 

 まだまだコロナ禍の状況は注意していかなければなりませんが、皆さまとともに、ムーブを拠点として様々な活動を企画し、実施し、参加して集うことを楽しみにしております。

 

 ムーブフェスタも、7月16日(土)には、2階のホールでステージ・イベントが繰り広げられる「サマーカーニバル」があります。午前の部、午後の部があって、ムーブフェスタのサイトに時間・プログラムが載っていますので、訪問してみてください。

 また、休憩時間の13:00~13:45には同じホールで「行列のできる!?法律相談Q&A」、弁護士と警察官が、離婚や暴力、詐欺など身近なトラブルのQ&Aをクイズ形式でわかりやすく解説します。

 どちらも、事前申し込みは必要なく、出入りも自由にできますので、お誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。

 

それでは、次回また。 どうぞ、お健やかにお過ごしください。

 

 

2022年7月

北九州市立男女共同参画センター・ムーブ所長

  小石 佐織

女性版 骨太の方針 2022と 男女共同参画週間

投稿者:所長 2022年06月23日

 

 6月23日(木)から29日(水)は、男女共同参画週間です。

 今年のキャッチフレーズは、「あなたらしい」を築く、「あたらしい」社会へです。

 このキャッチフレーズをもとに、6月28日には「可能性を信じ、それぞれの個性と多様性を尊重し、前向きに生きがいを感じられる社会を実現していくためには?」というテーマで全国会議が行われます。

 

 また去る6月3日には、女性活躍や男女共同参画分野で、今年度から来年度にかけて重点的に取り組む内容をまとめた「女性版骨太の方針2022」が政府で決定されました。

 

 その内容は、女性の単独世帯が40年前から約3倍となるなど、女性の人生と家族の姿は多様化し、「もはや昭和の時代の想定は通用しない」として、女性の経済的自立が「対応の鍵」となるとして、男女間の賃金格差への解消やICTなど成長分野への女性の就労を促すための支援策等が盛り込まれています。

 

 この方針を受けて、今夏にも従業員数301人以上の企業等に対して男女間の賃金格差の開示を義務化するなど、来年度予算に向けて施策の具体化が図られることとなります。

 

 我が国の男女間賃金格差はOECDの調査では女性が男性の77.5%、比較した43か国・地域では3番目に低いという状況です。

 ジェンダー平等を進めていく上で(男女共同参画社会の形成を促進していくために)、女性の経済的自立はとても重要な要素であり、このテーマが1番に掲げられたのはとても意義あることだと思います。

 また、柱の一つに「男性の家庭・地域社会における活躍」が掲げられています。「男性」が柱の項目に明記されるのは初めてです。

 

 この骨太の方針により具体的な取り組みが促進され、格差が縮まってくることを期待したいと思います。

 

 さて、私事ですが、私は今月26日付でムーブ所長を退任することになりました。

 2019年6月26日に就任以来約3年にわたって所長を務めさせていただき、38回ブログを投稿してきましたが、私のブログはこれが最後となります。

 このブログをご覧いただいた皆様には心から感謝を申し上げます。

 次回からは、新しい所長(小石佐織さん)がブログを投稿させていただきますので、引き続きご愛読いただきますようよろしくお願いします。

 

 さて、いよいよ7月2日(土)から23日(土)まで、ムーブフェスタ が開催されます。

 昨年以上の盛り上がりで、ジェンダー平等社会に向けて新しい未来を創り出す動きをここムーブから起こしていきたいと思いますので、是非ご参加いただきますようよろしくお願いします。

 

ムーブフェスタ2022 来月開催!

投稿者:所長 2022年06月01日

 

 いよいよ7月2日(土)からムーブフェスタ2022が始まります。

 

 7月2日(土)のオープニングイベントは、俳優などで広くご活躍の 東ちづるさん による講演会で、タイトルは「浅く広くゆるくつながろう~Let‘s まぜこぜ~」。

 誰も排除しない、誰もが自分らしく生きられる「まぜこぜの社会」を目指して活動されている東さんから多くの示唆に富んだお話が聞けるのではないかと期待をしているところです。

 

 ムーブフェスタはその後、7月23日(土)まで約3週間にわたって、主に市民団体の方々の企画によるセミナーやワークショップ、映画の上映会やフリーマーケットなど例年並みの100近いイベントが予定されております。最終日(7月23日)には「音楽とダンスで創る世界のステージ」と題してバリ舞踊やフラダンス、フラメンコの“響演”も行われるなど、盛りだくさんの内容となっています。

 

 会場では、マスクの着用や入口での検温など、感染防止対策を徹底して安全・安心な運営に努めてまいります。

 男女共同参画社会の形成に向けて多様な情報発信や交流の場を提供していきますので、是非ご来場いただきますようよろしくお願いします。

 

 また、会期中の7月7日(木)には、ムーブを運営している(公財)アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)の主催で「モルドバに避難したウクライナの女性と子どもたち」をオンラインで開催します。

 

 KFAWがJICA(国際協力機構)から毎年受託して実施している海外の「行政官のためのジェンダー主流化政策」研修を昨年受講されたモルドバの行政官と国会事務局スタッフの2名による、ウクライナからの避難民に対する支援の状況等についての現地レポートです。

 

 ロシアによるウクライナへの侵攻により、ウクライナの方々は日々命の危険にさらされており、その危険から逃れるため、多くのウクライナ国民、とりわけ女性や子どもたちは周辺国をはじめとして様々な国に避難しています。

 隣国であるモルドバでは、人口の6分の1近くの方々がウクライナから避難してきており、その方々への人道支援を続けています。

 

 現地の生の情報を得る貴重な機会になると思いますので、ご興味のある方は是非お申し込みください。

 

イコール・ペイ・デイ(EPD)と政治分野における女性の参画

投稿者:所長 2022年05月02日

 

 今回は昨年と同様にイコール・ペイ・デイ(EPD)について触れたいと思います。

 

 EPDは「女性が男性の1年分の賃金と同じ額を手にする日」ということ。男性が1年間働いて得られる賃金の総額と同額を得るのに、女性は1年を超えていつまで働く必要があるか、その同額となる日を示したものです。

 働く女性の国際ネットワーク組織である国際BPW(Business and Professional Women)が行っている男女の賃金格差を可視化するための取組です。

 

 今年、日本のEPDは5月1日で昨年(5月6日)より少し早くなりました(=賃金格差が縮まりました)が、これは男性の平均賃金が減ったことも影響しているようです。

 ちなみに諸外国では、アメリカが3月24日、イギリスが4月1日などで、なんとイタリアは1月22日(いずれも2021年のデータ)。

 この格差の主な要因として我が国の女性の管理職比率が低い(13.3%。総務省「労働力調査」令和2年)ことがあげられますが、女性の管理職が少ないということは(言い換えれば)女性も含めた多様な人の視点や声が意思決定(あるいは物事を決めるプロセス)に反映されていないということで、非常にもったいない状況だと思います。

 

 この男女の賃金格差と同様に(それ以上に)大きな問題なのが、政治分野における女性の参画です。

 昨年公表された世界経済フォーラムによるジェンダーギャップ指数では、我が国は政治分野で世界156か国中147位、点数で言えば100点満点で6点という惨憺(さんたん)たる状況です。

 このような状況を改善するために2018年に公布、施行されたのが「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」ですが、そのほとんどが努力規定であることなどから、その後の選挙においても女性議員比率は上がっておらず、昨年の衆議院選挙では逆に女性議員の比率は下がりました(9.9%→9.7%)。

 

 国民のほぼ半数は女性であるにもかかわらず、国としての重要な政策を決める場にいる女性が1割にも満たないというのでは、単純に考えてすべての国民に寄り添った政治を行うのは難しいのではないでしょうか。

 今年の夏には、参議院議員選挙が予定されていますが、どのくらい女性議員が増えるか(現在56人、23.0%)、期待してみたいと思います。

 

 (先月もご紹介しましたが)5月21日(土)に、ジャーナリストでTVの情報番組等でご活躍の浜田敬子さんの講演会(男女共同参画啓発講座)を開催します。講演のタイトルは、「日本の政治は「女性のいない民主主義」」です。申込期限は過ぎていますが、ご興味のある方はムーブまでお問合せください。

いよいよ今月から新しい年度が始まります。

投稿者:所長 2022年04月01日

 

 この時期は何と言っても「桜」ですね! 

 今(このブログを書いている時点で)、まさに満開を迎えており、暖かくなってきたのとあわせて外に出るのが気持ちいい季節になりました。残念ながら今年も花見の宴会はできませんが、しばらくの間、満開の桜を楽しみたいと思います。

 

 新型コロナについては、ピーク時に比べれば若干減ってはきているものの相変わらずすごい数の新規感染者が出ている状況ですが、まん延防止措置等の制限は解除され、各分野での事業活動も徐々に通常の状態に戻りつつあります。

 

 ここムーブでも、新年度の講座やセミナーは予定どおり始まります。

 ジェンダー平等、女性のエンパワーメントを目指して、今日的課題も踏まえた企画や若者向けの事業なども充実させていきたいと考えていますので、奮ってご参加いただきますようよろしくお願いします。

 

 来る5月21日(土)には、ジャーナリストの浜田敬子さん(AERA元編集長。現在「羽鳥慎一モーニングショー」などの報道番組でコメンテーターとしてご活躍中)をお迎えして、政治分野における女性の参画を主なテーマとして講演会(男女共同参画講座)を開催します。

 現在参加募集中ですので、ご興味のある方は是非お申し込みください。

 

 また、ムーブ開所月の7月に毎年開催しているムーブフェスタも、今年の開催に向けて着々と準備が進んでいます。様々な市民団体による講演会やセミナー、ステージイベントなどの企画も現時点で約100事業の申し込みをいただき、昨年を上回る規模となりそうです。

 フェスタの期間中、コロナ前のような賑わいが戻ってくることを期待したいと思います。

 

 なお、先月のブログでもご紹介しましたが、3月17日に当アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)が第66回国連女性の地位委員会(CSW66)に合わせてオンラインで開催したパラレルイベントでは、「防災・減災とジェンダー」のテーマで、地元の大学による教育・研究での取り組み紹介や、国内外の3人の若者による活動内容等に関するプレゼンがあり、その後参加者によるディスカッションも行うなど、とても有意義なイベントとなりました。

 4月末までの限定で、KFAWのホームぺージ上でアーカイブ配信(ただし、使用言語は英語のみ)も行っておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

3月8日は「国際女性デー」です。

投稿者:所長 2022年03月02日

 

 3月8日は「国際女性デー」です。

 国際婦人年に当たる1975年に国連によってこの日を記念してジェンダー平等に向けた様々なイベントが行われることとなりました。

 今年は、「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」というテーマの下、オンラインで国連事務総長、国連総会議長等によるハイレベルイベントが開催される予定となっているようです。

 

 イタリアでは、この国際女性デーの頃にミモザの花が見ごろを迎えることから、「ミモザの日」とも言われているようです。この日には男性が女性に日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る習わしがあるとのことです。

 北九州市で九州最大級の約100本のミモザがあるのが、到津の森公園。3月が満開となるようなので(2月28日現在3分咲き)、ちょっと出かけてみてはいかがでしょうか。

 

 また、この国際女性デーの後に約2週間にわたって「国連女性の地位委員会(CSW)」が開催されますが(今年の優先テーマは「気候変動と災害リスク軽減のための政策や事業におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメントの推進」)、このCSWの期間中世界各国のNGOがオンラインで開催しているパラレルイベントについて、ここムーブを運営している(公財)アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)でも、CSWの優先テーマに沿って昨年に引き続き次のとおり若者を中心としたイベントを開催することとしました。

 テーマ   Youth talk:action for climate justice,

         disaster prevention & gender equality

 開催日時 2022年3月17日(木) 17:00~18:30(日本時間)

 開催方式 オンライン(ZOOMウェビナー)

 使用言語は英語のみとなりますが、このイベントをご視聴になりたい方はKFAWのホームページからお申し込みください。

 

 また、その前の週(3月12日(土))には、客員研究員による研究報告会をオンラインで開催します。

 今回のテーマは、「離婚過程の女性が抱える課題と支援ニーズ-シングルマザー・プレシングルマザーのインタビュー調査から」です。

 こちらもご興味のある方はぜひKFAWのホームページをご覧ください。

 

若い力で!

投稿者:所長 2022年02月01日

 

 

 これまでにないスピードで感染拡大が続いている新型コロナの第6波により、ここ福岡県でも先月末から「福岡コロナ警報」や「まん延防止等重点措置」が発令されました。

 年明けのブログで、再び大きな波が来ることなく新型コロナが収束に向かうことを願っていましたが、残念ながら現状はそれどころではない事態となっています。

 

 ムーブでも、今月開催予定だった「父と子の料理教室」や「エプロン男子」など、一部の講座について中止とせざるを得なくなりました。男性向けの講座はとても人気が高く、定員以上の応募をいただいていただけに残念ですが、何とか今の措置の期限である2月20日で解除されて、その後は予定どおり開催できるようになることを切に願いたいと思います。

 

 ムーブで、この男性向けの事業と併せて近年力を入れているのが、若者向けの取り組みです。

 世界的にみると我が国のジェンダーギャップ指数は156か国中120位で先進国最下位となっており、ジェンダー平等に向けた動きはかなり停滞(一部後退?)していると言わざるを得ませんが、これを大きく突き動かすのは若い力ではないかと思うからです。

 

 このため、ムーブでは、大学生向けのキャリア形成プログラムや高校生への啓発事業などを行ってきており、昨年も市内の高校生が「女性のエンパワーメント」に関して自ら調査研究した成果をオンラインで発表をするというセミナーを行いました。

 

 

 また最近では、市内外の高校・大学から実習のような形でこちらに来られて(又はオンラインで) ジェンダーに関する現状や課題、ムーブの取り組みなどについて勉強をしたいという依頼も増えています。

 

 

 その中で昨年、ある首都圏の大学から実習に参加された学生から、同年代の若者の意識として、「学校ではあまり男女差別を感じることもないので、まわりはジェンダーの問題にほとんど関心がない」という趣旨の発言がありました。

 

 確かに学校内ではジェンダーギャップの解消に向けた取り組みは進展していっていると思いますが、家庭内も含めて社会では、まだまだアンコンシャス・バイアス、固定的性別役割分担意識などによる差別・格差は存在しています。

 

 若いうちからそういったことに(おかしいと)気づき、考え、それらをなくすために行動する若者(男女問わず)を一人でも増やしていくため、これからも若者への啓発事業により一層力を注いでいきたいと考えています。

新年のご挨拶  ~新たな変化が動き出す年に~

投稿者:所長 2022年01月04日

 

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。
 本年もムーブをよろしくお願いします。

 

 新型コロナウイルスが海外で初めて検出されて2年あまりが経過しました。この間、収入の減少や家庭内暴力の増加など、特に女性には厳しい状況が続いています。

 我が国においては昨年秋以降新規の感染者数が減少し、少しずつ日常を取り戻してきていましたが、年末あたりから増加に転じ、新たな変異株の動向とともに予断を許さない状況となっています。今後再び大きな波が来ることなく新型コロナが収束に向かい、何とか今年中にコロナ前の生活に戻ることが出来ることを強く願っています。

 

 さて、今年の干支は「壬寅(みずのえ・とら)」。

 あるネット情報によれば、「壬」は「生まれる」、「寅」は「延ばす、成長する」を意味し、この二つの組み合わせから「新しく立ち上がる」、「生まれたものが成長する」といった縁起のいい年になるということです。

 また、九星と十二支の組み合わせでは「五黄の寅(ごおうのとら)」。

 36年に1回巡ってくるこの年に生まれた方は、周囲を圧倒するパワーを持ち、強い正義感と行動力を併せ持つ、強い運勢を持つと言われています。

 今年こそ、新しい芽が成長し、新たな男女共同参画社会の実現に向けて強く動きだす年になってくれることを期待したいと思います。

 

 ちなみに、前回の「五黄の寅」は1986年。この年は男女雇用機会均等法が施行された年(法の成立はその前年)に当たります。

 

 この男女雇用機会均等法が成立した時の労働省の担当局長だった赤松良子さん(現・日本ユニセフ協会会長)が、昨年末まで日本経済新聞の「私の履歴書」に連載されていましたが、大変な苦労の中ぎりぎりの交渉を経て何とか成立にこぎつけた様子が描かれていました。

 成立時は、ほとんどが努力義務とせざるを得なかったことから厳しい評価も多かったようですが、今顧みるにこの時にこの法律ができたことでいろいろなものが動き出したことは間違いありません。

 

 赤松さんの連載の最後(12/31日付)で述べられている一部を下記に引用させていただきます。

 

 「均等法ができた当初、男女差別禁止の項目の多くは努力義務でしかなかった。総合職、一般職というコース別採用を取り入れ、実質的に女性と男性を区別し続けようとした企業も多かった。それでも、社会は確実に変わった。

 変化は新たな変化をうむ。効き目がすぐ表れなくても、必ず効いてくると信じたい。」