祭りのあと 感謝といただいた元気

投稿者:所長 2022年07月29日

 

 3週間にわたる開所記念行事ムーブフェスタが終わりました。オープニングの東ちづるさんの講演会から、最終日の音楽とダンスのステージまで、大変充実したプログラムで、多くの皆さまと一緒に、賑々(にぎにぎ)しく、ムーブ開所27周年を祝うことができました。

 “お祭り”の楽しい催しがあるのはもちろんですが、ジェンダー平等に関する企画イベント、生き方、生活の質の向上、文化、法律相談など、多岐にわたる内容になりました。

 

 これもひとえに、ムーブフェスタ2022実行委員会、ご協賛くださった皆さま、ムーブサポーターの皆さまのご尽力と、ムーブに何度も足を運んでくださった方々のおかげです。

 本当にありがとうございました。イベント会場のあちこちで、事業を運営されている方も参加されている方も、ともに楽しそうで(主催者側には、準備で人知れぬご苦労もあったと推察します・・)、たくさんの笑顔を拝見して、私も気分が軽やかになりました。

 最後に、フェスタ業務に携わったスタッフにもお礼 We did it!

 

 私は、アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)の専務理事も兼ねています。フェスタ期間中、KFAWの事業として、モルドバ(ウクライナの西側に隣接する国)におけるウクライナ避難民支援の様子をオンラインで紹介するセミナーを実施しました。また、青山学院大学の学生さん7名が、ジェンダー問題と併せてKFAWやムーブの事業について学ぶ短期実地演習も行いました。

 

 前者は、モルドバ現地からの報告で、報告者は、昨年度、KFAWがJICA九州とともに実施した「行政官のためのジェンダー主流化政策」研修に、モルドバから参加した行政官と国会事務局スタッフの2人です。冒頭、JICAウクライナからJICAのモルドバにおける協力について説明もありました。日本以外からの参加者も含め、160名近くの視聴者から、好評をいただきました。

 8月19日(金)までYouTubeで動画をご覧いただけますので、感心のある方はぜひ観てみてください。

日本語動画:https://www.youtube.com/watch?v=wrc2WZEAXUM&t=5762s

英語動画:https://www.youtube.com/watch?v=akrtIf9WekI

 

 後者の青山学院大学の学生さんたちは、プログラムの終了日に、ムーブ事業の広報の在り方について、彼らの提案をまとめて発表してくれました。発表の仕方も内容もIT機器を使いこなしてスマートで、感心しきりです。「成功体験に満足してじっとしていたら、周りの環境の方が前進するので、結果として取り残される」をわかっているつもりでしたが、学生さんたちの話に、「忘れかけていた」と、はっとしたことです。世の中は動いている!変化は速い!

 学生さんたちが作ったムーブ施設紹介動画と画像を、ムーブFacebookにもアップしました。

 

 変化は、男性の育児休業奨励にも表れています。2021年6月に育児・介護休業法が改正され、今年の10月から「産後パパ育休」という新しい制度が始まります。

 ムーブでは、「おとこの魅力アップシリーズ」の一つとして、9月3日(土)13:00~15:30に育児男子、男性の育児ノウハウを高める講座を実施します。

 これから父親になろうとする方、すでに6歳以下の子どもをもつお父さん・おじいちゃん、奮ってご参加ください。

 

 それでは、次回また。 どうぞ、お健やかにお過ごしください。

 

ムーブ所長 小石 佐織