今年のイコール・ペイ・デイは5月6日です。
ゴールデンウィークが始まりました。本来なら旅行にレジャーにといろんな場所に出かけて楽しい思い出を作る時期ですが、東京・大阪をはじめ一部の地域では3回目の緊急事態宣言が出されており、不要不急の外出を控え、人との接触を減らす行動が求められています。
ワクチンの接種が行き渡るまでの間は、とにかく感染を抑えこむことを最優先に、身近なところで三密を避けて過ごしましょう。
さて、イコール・ペイ・デイ(EPD)という言葉をご存知でしょうか?
これは「女性が男性の1年分と同じ賃金を手にする日」ということで、男性が1年間働いて得られる賃金の総額と同額を得るのに、女性は1年を超えていつまで働く必要があるか、その同額となる日を示したのがEPDです。
このEPDは、働く女性の国際ネットワーク組織であるBPW(Business and Professional Women)が始めた啓発活動で、今年の日本は5月6日、つまり男性が昨年1年間で得た賃金を、女性は今月まで4か月余り余分に働いてようやく同じ賃金を得られるということになっているようです。
ちなみに諸外国では、アメリカが3月24日、イギリスが4月1日、ドイツが4月4日ということで我が国より1か月以上短くなっており、男女の賃金格差はOECD加盟国の中でブービー、つまり下から2番目に格差の大きい国となっています。
その主な要因は、同じ会社で正規で働いても男女で昇進等に差があることや、女性の非正規雇用の率が高いことなどですが、単にその差をなくせばいい(それ自体もなかなか進んでいませんが)というわけではなく、家事・育児等家庭での性別による役割分担意識の解消や無意識の偏見をなくしていくことなど、やるべきことはたくさんあると言わざるを得ません。
ここムーブでは、そのための啓発セミナーや講座、相談など、さまざまな事業に取り組んでいますので、ぜひ積極的にご利用いただきますようよろしくお願いします。
また、(先月もご紹介した)大崎麻子さんの講演会(男女共同参画セミナー)をオンライン方式で5月22日(土)に開催します。世界的に活躍されている大崎さんの話はきっと皆さんに力を与えてくれると思いますので、ご興味のある方は是非お申し込みください。