今回を最後に・・・今年こそは

投稿者:所長 2021年06月01日

 

 

 ここ福岡県では、5月12日(水)から3度目の緊急事態宣言が出され、ムーブも現在休館となっています。当初5月末までの予定でしたが、6月20日まで延長されました。
 足元で新規感染者数は減少傾向となってきたものの、GW前後の感染拡大を受けて病床のひっ迫状況が続いており、やむを得ない措置だと思います。
 皆さまには引き続きご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いします。(最新の状況はホームページ等でご確認ください。)

 

 一方でワクチンの接種は、徐々にではありますが進展してきており、ほとんどの自治体で7月までには高齢者への接種が完了する見込みとのことであり、このまま感染が収束に向かって緊急事態宣言は今回が最後となることを切に願っています。
 ムーブでは7月3日~24日に、「ムーブフェスタ2021」を開催する予定です。昨年は中止となったムーブフェスタですが、今年こそは(感染防止対策には引き続き万全を期しつつ)予定どおり開催できることを願いたいと思います。

 

 今回のパンデミックが始まってすぐに国連のグテーレス事務総長は、「女性及び女児をCOVID-19への対応に向けた取組の中心に据える」よう各国政府に対してメッセージを発表しました。それから1年余り、ワクチンの接種が本格的に始まったこれからもこのメッセージを具体的に実行していく必要があります。

 

 先日内閣府は、「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」報告書を発表しました。
 「誰一人取り残さないポストコロナの社会へ」との副題がついたこの報告書では、新型コロナ感染症の拡大により女性への深刻な影響が明らかとなったこと、その根底には平時においてジェンダー平等・男女共同参画が進んでいなかったことがあり、今こそ幅広い政策分野でジェンダー視点を入れた政策立案が不可欠で、女性に焦点を当てた既存の制度や慣行の見直しを求めています。

 

 ここムーブでも固定的な性別役割分担意識の解消や女性の就業支援など、これまで以上に取組を強化していく考えですが、5月末からは、コロナ禍の中で家庭や仕事、人間関係などについて不安や悩みを抱えている女性のための電話相談を開設しました(当面、毎週木曜午後及び第2・第4水曜日の夜)。
 厳しい状況に置かれている女性に寄り添った支援を行ってまいりますので、一人で抱え込むことなくご相談ください。