新たなページをめくる その先を楽しみに
暑い!本格的な夏が来ると・・そう、ムーブフェスタ(7月6日~27日)が始まります。
オープニングや、キッチンカーもやってくるサマーカーニバル、パワフルなゴスペル&ダンスステージなどは前回ご紹介しましたが、それだけではありません。この期間、このフェスタに向けて、市民やNPOなどが企画・工夫した事業の数々は、楽しく学べる、文化に親しめる、味わえる、同じ関心の仲間を見つけられる、お買い物できるなどたくさんありますので、フェスタの特設サイトでチェックして、お見逃しなく!
さて、ムーブでは、情報誌『ムービング103号』を発行しました。ムーブの事業や最新のジェンダー平等(男女共同参画)の知見・取り組みの紹介とともに、読んでみていただきたい図書情報も充実しています。
冊子を手にしていただくのもよし、ウェブサイトをこちらから見ていただくのもよし。
8月2日(金)10:30~11:00には、図書・情報室にて、親子向けに絵本を読み聞かせるおはなし会を開催します。
詳しい内容とお申込みは、こちらから。
夏休みの親子で参加できるイベントもあります。
もうしないだろうと思っていた息子が結婚しました。というか、一体いつ結婚したのか、いまだにわかっていない親です。最近のやり方(じゃないかもしれないけど 笑)を「ヘえぇ」と観察しただけというか・・・
結婚しようと思うので彼女を紹介したいという第一報があったのが約1年前。ちょうど、オペラ鑑賞で上京する予定があったので、「そのついでに」横浜に住むもう一人の息子ともども二人に会いました。数か月後、日取りの良い日に籍を入れたとの連絡。もう一緒に住んでいるのか尋ねると、回答は「移行中」。「えー、なんにもないの?相手のご両親に会う機会は?」で、初めて、半年後に親族だけの式と披露宴をすると。
このやっと形になったものに出席して思ったこと:出席者のセリフや挨拶に、これまで私が出席した結婚式で耳にしてきた伝統的な女男関係を思わせるものがみごとにない。結婚した個人二人を結びつける儀式とお祝いだけ。その昔、自分の時に、母の世代の女性たちの「嫁にやる」会話に、「猫の子じゃないやい」とココロの中で憤慨したことを思い出して苦笑しました。
やっぱり、世の中、動いている。その感覚が、とても新鮮でした。
そうこうしていたら、もう一人の息子からも「会ってくれ」連絡。息子たちが人生を歩んでいくほどに、私も年を重ね人生のページをめくる。ジェンダー平等を阻むアンコンシャス・バイアスをきちんと認識して、少なくとも、次の世代に無意識の思い込みを再生産して邪魔することがないようにしようと思いました。
暑い夏を、どうぞ、お健やかに乗り切ってください。
ムーブ所長 小石 佐織