彩り豊かな学びを

投稿者:所長 2024年10月25日

 秋が深まっていきます。ムーブでは、多彩な学びのメニューをご用意しています。

 

 まずは、女性のエンパワーメントに関するご案内から。

 ご自分のキャリアを考えたい女性には、「ムーブカフェ」(11月9日(土))。自分らしさを大切にしながらも、着実にキャリアアップされている自然体のロールモデルのお話しを聞いて、女性同士で情報交換しませんか?残席わずかです。お急ぎください。

 お申込みは、こちらから。

 

 同日午後に開催のセミナーのテーマは、「協同組合と女性のエンパワーメント」。

 2年前に「労働者協同組合法」が施行されたのをご存知ですか?目的は、子育て支援や介護、地域づくりなど、さまざまな課題の解決により、持続可能で活力ある地域社会の実現を促進するため。組合員が出資し、意見を反映し、共に働く、という組織のための法人です。「協同組合」という組織の選択肢が増えることで、地域での女性の活動がより活発になれば素晴らしいですね。

 お申込みは、こちらから。

 

 11月25日は、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。日本では、毎年11月12日から25日までの2週間が「女性に対する暴力をなくす運動」の期間です。例年、この間、夜のムーブはパープル・ライトアップで紫色に包まれます。外壁工事中の今年は、藤棚風の電飾に計画・準備中です。

 

 運動の一環として、11月20日(水)、「DV加害者は変われるか Part2」を開催します。加害者だった夫と、被害者だった妻の「変われた」体験をお話しいただく講座で、大きな反響を呼んだ昨年の続編です。オンラインでの受講になります(映像の会場視聴もあり)。

 お申込みは、こちらから。

 

 また、11月27日(水)には、さまざまな女性への暴力への相談を、弁護士が電話で受ける「女性への暴力ゼロ!ホットライン」を実施します。

 詳しくは、こちらから。

 

 さて次は、ムーブ映画祭。12月7日(土)、『The Son/息子』を上映します。ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート作品を、ホールの大画面でご覧いただけます。作品をより深く理解していただくため、上映前には、小倉昭和館の樋口館主と臨床心理士・公認心理師の守吉氏によるトークイベントも予定しています。

 お申込みは、こちらから。

 

 「女子差別撤廃条約」ってご存知ですか?男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念とする条約で、1979年に国連総会で採択されました。日本は、1985年に批准しましたが、その際、条約に合わせて男女雇用機会均等法を制定するなど国内法を整えました。

 国連女子差別撤廃委員会が締約国のジェンダー平等の取り組みを審査し、勧告を行うという制度があり、前回の日本への勧告により、女性の婚姻年齢を18歳に引き上げる民法改正が行われています。

 

 12月14日(土)の国際理解セミナーは、女子差別撤廃委員会委員の秋月弘子氏による、8年ぶりの日本審査(10月17日)についてのお話しです。指摘された問題などを軸に、日本におけるジェンダー平等への課題を考えます。ムーブの管理運営を行っている(公財)アジア女性交流・研究フォーラムの主催です。

 お申込みは、こちらから。

 

 続いては、12月8日(日)の「国連ウィメン日本協会北九州設立30周年記念講演会」。「国連ウィメン」は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関で、それを支援するための日本の組織が「国連ウィメン日本協会」。その協力団体として北九州で活動している団体が主催する記念講演会です。ご登壇いただくのは、「女性の品格」など著書も多数の坂東眞理子氏と、日本協会理事長の橋本ヒロ子氏。多彩な経歴をお持ちのお二方から、幅広く、奥深いお話しをお聞きできますよ。

 お申込みは、こちらから。

 

 ご興味を持たれた催しはありましたか?いずれも無料ですので、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

 ご参加の事前・事後学習には、ムーブ1階の図書・情報室のご利用をお薦めします。ジェンダー関係の図書や資料など、幅広く揃っています。また、貸出用DVDは、地域や職場で研修などにも使えますよ。

 それぞれの秋をご堪能ください。

 

                    2024年10月

 

                     北九州市立男女共同参画センター・ムーブ所長

                                  桝尾 美栄子