ユーミン“卒業写真”の感傷をよそに

投稿者:所長 2023年02月28日

 3月は、卒業や転勤(リモートワークで減った?)の季節。

 つらい別れも、それに続く新たな出会いの予感とともに、人生のビタースイート・・と、感傷に浸っている場合ではない! 職場の現実は、どこも、年度末のバタバタです。

 

 その多忙の中、ムーブのスタッフが丹精込めて作った「ムービング99号」が発行されました。ムーブが実施した事業の様子や関係者の紹介、興味をもっていただけそうなジェンダー関連書籍の紹介など盛りだくさんで、多くの方に見ていただきたい内容です。こちらから、どうぞ、ご覧ください。

 また、ジェンダーに関する海外情報は、アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)の“Asian Breeze”で。最新号は、エジプトとガーナからの情報です。こちらから、どうぞ。

 

 さて、3月8日は、国連(ニューヨーク本部)が定める「国際女性デー」です。

近年は、日本でも、この日に合わせて首相や女性活躍推進担当大臣がメッセージを出しているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、始まりは意外と古く、1975年の国連総会で決まりました。

 今年のテーマは「DigitALL :ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー」。英語を日本語にした私の勝手な訳ですが、最初のDigitALLは、デジタルとオールを組み合わせた造語?、「すべてをデジタルに」とか「すべての人のためのデジタル」と解釈していいのかもしれません。

 この日は、革新的なテクノロジーやデジタル教育を推進している女性と少女を表彰し、デジタルの世界で起こるジェンダー不平等について考察する行事が予定されています。

 

 国際女性デーに続いて、2週間、「国連女性の地位委員会」が開催されます。

 この委員会は、政治・市民・社会・教育分野等における女性の地位向上に関して、勧告・報告・提案等を行う機関。こちらも、国際女性デーと連動して、今年の優先テーマは「ジェンダー平等とすべての女性・少女のエンパワーメント達成のためのデジタル時代における革新、技術変革及び教育」です。

 デジタル含めあらゆる分野で、ジェンダーを意識した事業・対策がなされていくことは、大変重要な視点だと思います。

 

 それでは、ニューヨークから北九州市に戻って(笑)・・・

 JICA海外協力隊経験者が赴任国の様子を報告する「KFAWランチタイムトーク」3回シリーズ、第1回(ラオス)、第2回(タイ)と楽しんでいただいたでしょうか。

 第3回目は、3月15日(水)12:10~12:40、トンガ王国に環境教育隊員として赴任していた内野里香さんのお話(オンライン視聴)です。どうぞ、ご期待ください。

 お申込みは、こちらから。

 

 ブロードキャスター(元々は、ディスクジョッキーからスタート)のピーター・バラカンさんによると、人は一般的に、10代から20代半ばまでに馴染んだ曲のスタイル(主にリズム)が、生涯を通じて一番心地よいと感じるそうです。私の場合は、井上陽水、見出しにも書いた松任谷由実、甲斐バンド、佐野元春etc.・・

 いかん。物思いにふけっている暇はない。仕事!

 

 それでは、次回また。 どうぞ、お健やかにお過ごしください。

 

ムーブ所長 小石 佐織