ステイホームで頑張りましょう
新型コロナウイルス感染症対策として、福岡県を含む7都府県を対象に「緊急事態宣言」が出されて3週間余りとなりました。その後対象区域は全国に拡大され、人との接触を8割減らすことを目標に外出の自粛が強く要請されています。
これを受けて在宅勤務や飲食店・商業施設の休業等の動きが広がり、街なかでは人通りが大幅に減少してきております。
いよいよ今週からゴールデンウィーク、本来なら行楽にレジャーにと様々な予定を立てていた方もいらっしゃると思いますが、今年は「ステイホーム週間」ということで、できるだけ外出を控え、人との接触を減らす行動が求められています。とにかく今は感染を抑えこむことを最優先に、家庭内で楽しみを見つけて過ごしましょう。
一方で、生活への不安や外出自粛へのストレス等から、DVや児童虐待の増加・深刻化が懸念されております。国連のグテーレス事務総長からも、各国政府に対して「女性や女児をCOVID-19への対応に向けた取り組みの中心に据えるよう強く要請」するメッセージが出されていますが、国においてもDVに関する電話やメール・SNSの相談窓口が開設されましたのでお知らせします。
(DV相談+(プラス) 電話 ; 0120-279-889)
さて、海外では、欧米を中心に深刻な状況が続いている国が数多くありますが、先日ある情報番組で、今回の感染症対策に比較的うまく対応している国・地域のトップは女性が多いという報道をされていました。最近ニュージーランドのアーダーン首相が勝利宣言をして外出規制を一部緩和したのはご存知の方も多いと思います。
それぞれ各国様々な事情があり、状況もまちまちでしょうが、個人的に思うのは、今回のような危機的な状況の中で、効果的な政策を迅速に打ち出していくに当たって、その意思決定層に女性も含めて様々な背景や知識、発想を持った方がいる組織が強いということではないでしょうか。
我が国では、ここにきて新たな感染者数は減少傾向になってきましたが、ここで気を許すと再び感染拡大を引き起こす可能性も指摘されています。
今一度私たち一人ひとりが次の点に留意し、「感染しない」、「感染させない」行動を徹底しましょう。
- 「密閉、密集、密接」の3つの条件が重なる場所に行かない
- 人と人との距離をとる(Social distancing)
- 手洗い、咳エチケット等の一般感染対策を徹底する