第30回 アジア女性会議報告と講演会のご案内
去る10月19日(土)、多くの方々が参加されて「第30回アジア女性会議-北九州」が開催されました。
今回は、「ジェンダー平等」と「女性・少女のエンパワーメント(力をつけること)」の推進にとって大きなムーブメントを巻き起こした北京での第4回世界女性会議(1995年)から来年で25周年となることから「みんなでつくろう、未来~北京女性会議から25年を控えて」のテーマで基調講演や分科会を行いました。
基調講演では、北京での行動綱領の交渉を行った主要委員会の議長を務められたパトリシア・リクアナンさんから、北京会議の意義、行動綱領取りまとめの苦労、北京後の動きなどについて、熱く、またわかりやすくご紹介いただきました。
特に、行動綱領取りまとめに当たってさまざまな議論が交わされ、9月15日午前4時45分に綱領案が最終的に承認された感動を24年経った今でも鮮明に覚えているとのお話はとても印象的でした。
また、分科会では3つのテーマで市民社会組織や学生たちによるさまざまな活動発表が行われましたが、共通して言えることは、ジェンダー平等について学び(知る)、考え、行動することが大切ということで、特に、若者も含め世代を超えて多くの方々が主体的に取り組んでいく必要があるということでした。
我々としても、このような機会を今後も積極的に提供していくとともに、世代を超えて一緒に行動していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
さて、今月は11月9日(土)に「おとこのライフセミナー」を開催します。
今回は、佐々木常夫さん(元・東レ経営研究所社長)をお迎えして、「私は仕事も家庭も決してあきらめない」のテーマでご講演をいただきます。
佐々木さんは、東レに入社後、数々の事業改革を手掛けられ同期トップで取締役に就任し、東レ経営研究所社長としてご活躍される一方で、家事や育児、介護などにもさまざまな困難な状況の中で見事に取り組まれるなど、ワーク・ライフ・バランスのシンボル的な存在で現在も講演活動等多方面で活躍されておられます。
仕事で成果を上げ、家庭での家事・育児・介護も見事に両立されてきた佐々木さんのお話は、今まさにそういう状況に直面している方々にとって非常に多くの示唆と元気を与えてくれるものになると思います。
皆さんのご来場を心からお待ちしております。