男女共同参画啓発講演会
夏休みの1日、公募で参加した高校生を対象にジェンダー平等をテーマにしたセミナーを行いました。
その第1部では、課題体験型のゲーム(人生すごろく)を通じて、企画・運営に携わった北九州市立大学の学生と一緒に「SDGsとジェンダー平等」を考えるセミナーを実施しました。
セミナーは、高校生を概ね6人ずつ6班に分け、各班に2名の大学生がファシリテーターとして進行管理や議論の提議などを行いました。
このセミナー後のアンケートでは、参加した高校生から非常に高い満足度を示すコメントが並び、自由記入欄には『自分は「ジェンダー平等」について深く考える機会はあまりなかったが、今回のゲームを通じて改めて考えてみると、自分の身の回りにも様々なジェンダーにかかわる問題がたくさんあることに気づいた』という感想も多く、大学生や他校の高校生とのコミュニケーションを通じてそれぞれが「ジェンダー平等」を考えるいい機会になったと思います。
また第2部では、デートDVと性暴力をテーマに、昨年度当センターが発行した若者向けの啓発冊子『大切にしよう、自分のこと』を題材に臨床心理士の黒瀬まり子先生にミニ講座をしていただきました。
この中では、参加者一人ひとりが被害にあわない、そして加害者にならないための心構えや、将来への自分自身の生き方についても考えてもらうようお話がありました。
講座終了後のアンケートでは、
・分かりやすく楽しく学べ、深く考える良い機会になった。
・この話を聞くべき人はもっといると思うので自分から発信していきたい。等の感想が寄せられました。高校生たちが自分の考えをしっかり持って発言する様子を目の当たりにして、黒瀬先生のお話の中にあった「気づき」の言葉や生きるためのヒントを高校生たちはしっかりと受け止めていたようでした。