ベトナム・カンボジア スタディツアーに参加して
9月初め、ベトナム・カンボジア スタディツアーに同行しました。20代前半の15人の若者たちと一緒のツアーでした。
ベトナムでは、ハイフォンとハノイを訪問。ハイフォン私立大学と九州国際大学の学生との交流事業、ハノイ女性連盟の訪問、TOTOハノイ工場訪問などを行いました。
年5~6%の経済成長率のベトナムは、活力溢れる国でした。バイクや自動車が、次から次に道に溢れてきます。3人乗り、4人乗りもあたり前。道路の横断は命がけです。路上屋台は歩道に張り付くように、道を占拠しています。徐々に、インフラ整備も進み、道路、空港整備が進んでいます。今、飛躍的に発展しています。
ベトナムは、戦後の日本がまだインフラ整備も十分ではなく、これから経済が成長していくという私の幼いころの日本を思い出させます。
次の目的地のカンボジアでは、2つの小学校と日本国際ボランティアセンターの支援で栄養菜園プロジェクトを実施している農村を訪問しました。
小学校では、学生たちが用意した縄跳び、折り紙、けん玉、ゴム鉄砲などで遊びました。国も、年齢も、言葉も違いますが、子どもたちは大学生と、夢中になって遊んでいました。私も、カンボジアの子どもたちの仲間に入れてもらって、私の幼い頃に遊んだ石蹴りで一緒に遊びました。
学校の図書室には本が少なく、九州国際大学の学生さんが絵本を贈る活動「BOOK TO READプロジェクト」を実施しています。校長先生のお話では、子どもたちは小学校は卒業するものの、半数は中学校を卒業せずに、工場や工事現場に働きに行くということです。
農村では、家を見せていただきましたが、家財道具はわずかで最小限の家財で生活されていました。我が家の無駄なものの多さを反省しました。
日本に比べて貧しさの残るベトナム、それよりももっと貧しいカンボジアでしたが、かえって、戦後の貧しい日本の時代に生まれ育った私にとっては、何が、本当の豊かさのなのか、考えてしまいました。
我が家にはいろいろなものが溢れています。街並みもきれいになっていますが、幼い頃の隣近所で助け合って生活していた時代と比べ、本当の豊かさとは何?と、考えるスタディツアーになりました。
このブログでは、スタディツアーで経験したことを書き尽くせません。興味がある方は、10月11日(日)14:00~15:30に、スタディツアー報告会を実施しますので、ご参加ください。