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所長就任のご挨拶
所長就任のご挨拶
6月26日付けで、北九州市立男女共同参画センター・ムーブの所長に就任しました江副春之です。
ムーブは今年で開所24周年を迎えました。
2005年(平成7年)7月の開所以来、男女共同参画のための拠点施設として、市内外を問わず多くの方に愛され、今年3月には延べ利用者数が677万人を超えました。
毎年7月には、誕生月を記念して“ムーブフェスタ”を開催しています。
今年のフェスタのテーマは「みんなで想いをつむぐ ゆめ未来」。
7月6日(土)~7月27日(土)の3週間、ムーブは賑やかな雰囲気に包まれます。
オープニングイベントの安藤和津さん講演会をはじめ、吉本興業黒ラブ教授によるSDGsライブやジェンダー問題調査・研究報告会、サマーカーニバル、法律相談など多彩なプログラムが展開されます。
またムーブフェスタの魅力は何と言っても“市民企画事業”。市民の皆様が主体的に企画・運営するもので、講演会、ワークショップ、バザーなど、今年も100を超える「楽しみながら勉強できる多彩な企画」が目白押しです。
普段ムーブをご利用いただいている方も、まだお越しいただいたことのない方も、
今年の夏はぜひ、ムーブに足をお運びください!
北九州市立男女共同参画センター・ムーブ
所長 江副 春之
♬~♫~♪ 来月はムーブフェスタ ♪~♫~♬
6月の爽やかな風に「ムーブフェスタ」をPRする幟(のぼり)が揺れています。
今年もムーブ最大のイベント「ムーブフェスタ」の時期がやってきました!
ムーブのオープンは、1995年7月。以来、ムーブの誕生月である7月には、市民企画事業(市民の皆様が企画・運営する講演会、映画、コンサート、バザー等)を中心に、毎年100を超えるイベントで賑わう「ムーブフェスタ」を開催してまいりました。
今年のムーブフェスタは、7月6日から7月27日まで。
フェスタの主催事業は、7月6日(土)の「安藤和津さん講演会」からスタートします。仕事と子育ての両立、実母の介護体験など安藤さんのこれまでの経験をもとに「明日を素敵に生きるには」を語っていただきます。
また、恒例の国連ウィメン日本協会北九州の皆さんによるチャリティーバザー(7月6日午前11時~)もあります。バザーの収益金は国連ウィメン日本協会を通じて国連ウィメン本部へ届けられ、世界中の女性・少女の未来に繋がる活動に使われます。
この他にも、ジェンダー問題 調査・研究事業の報告会(7月12日)、サマーカーニバル(7月20日)、SDGsライブと子どもマルシェ(最終日の7月27日)など主催事業だけでもビッグなイベント満載です。
昨年、一昨年とフェスタオープニング時の天候が心配されましたが、何とか開催することができました。
今年も首尾よくスタートできるように祈っています。
★★★新しいことを始めました…小さなことですが★★★
平成から令和へと元号が改まり、今月初めには10連休もありました。
このブログもアップが少し遅めになりました。
2019年度がスタートして、はや1か月。「5月病」という言葉もあるようですが、進学、就職、退職など、この春から環境の変わった皆さん、新しい生活はいかがですか?
ムーブでは、この4月、昨年度の決算や今年度事業の仕込み等の通常業務に加え、利用料金の改定、フィットネスルーム個人利用の回数券販売開始、予約システムの導入などあわただしい毎日が続きました。4月から新しくムーブに採用された9名の職員も、先輩職員の指導を受けながら一生懸命に仕事に向き合っています。
さて、個人的なことですが、この春(正確に言うと3月15日)から、健康のために少し歩くことにしました。具体的には、朝は最寄りバス停の1つ手前で降りて、そこからムーブまで歩く。帰りは1つ先のバス停まで歩き、そこからバスに乗る。
健康のためは、正直に言うと「肥満防止」です。痩せなくてもよいので、せめて現状維持を目指す!(本当は少し痩せたらよいと思っている)
夏になって「あらら!?」とならないように、洋服のサイズが変わって総買い替えとならないように、何より生活習慣病の予防のために、手っ取り早くできることから始めました。
スタートして3か月後の6月を目標に、少しスリムになることを目指しています。目標達成ならずの際は、もう一段ギアをあげて、次は食生活の改善にも踏み込みます。
これまで、40代前半と50代半ばにダイエットに挑戦し、それぞれ9㎏、6㎏の減量をした経験はあるのですが、60歳を過ぎるとちょっと難しいかも…
焦らずにゆっくり続けようと思います。
★★★2019年度が始まりました★★★
5月から元号が令和と改まりますので、このブログも平成最後の発信となります。
新しい年度がスタートしました。桜の開花とともにムーブの事業も走り出しています。4月の1週目には、パソコン講座と英会話講座が開講。2週目は「いまどきママのリフレッシュ講座」、「キャリアアップ&ビューティー講座」が開講し、男性向けには、「アイロン男子」や「エプロン男子」も始まります。
ムーブ開設から24年が経過し、ムーブは今年25回目の夏を迎えます。
ムーブフェスタ(7月6日~27日)の準備も進んでおり、市民企画事業に申し込みをされた皆様にはそろそろ採択通知が届いている頃だと思います。
フェスタでは、例年同様、男女共同参画の推進、女性の政治参加、健康、子育て、若者支援などバラエティーに富んだ催しが計画されています。
6月初めにはフェスタの詳細がお知らせできます。どうぞお楽しみに。
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過ぎゆく平成の30年間を振り返れば、この間、女性は確実に力をつけ、その力を発揮する場も増えてきました。 「増やしてきました」と表現する方がよいかもしれません。
それは大変喜ばしいことです。と同時に女性を巡る課題は、まだまだ山積みの状況です。
仕事と家庭の両立、意思決定過程への女性の参画(管理職への登用や政治分野への参画拡大)、働き方(非正規雇用、ワークライフバランス)、固定的な性別役割分担意識の解消、女性に対する暴力やハラスメント等々…
「女性活躍」、「女性の潜在能力を引き出す」、「女性が輝く社会」、そんな女性を鼓舞する言葉は世の中に満ちていますが、一部の女性だけが輝くのではなく、全ての女性が、誰一人取り残されることなく、自分の気持ちに素直に生きていける…そんな時代を築くことができればいいなと思っています。
ムーブの活動がその一助になることを願って、2019年度のムーブは走り出しました。
国際女性デー(3月8日)をご存知ですか?
3月8日は、国連が制定した「国際女性デー」です。
1904年3月8日 にアメリカの女性達が参政権を求めてデモをしたことをきっかけに、女性の地位向上を呼びかける動きが世界で活発化しました。
この動きはアメリカで婦人参政権が認められた後も続き、1975年には「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定されました。
国際女性デーには世界各所で、女性の権利向上のためのイベントや運動が行われています。
日本は、男女の格差を示す「ジェンダーギャップ指数(GGGI 世界経済フォーラム)」が、世界149か国中110位とG7最下位にとどまっています。特に政治・経済分野での遅れが大きく、多様な人材を活かした社会の発展を阻害している状況です。
この状況を変えようと、日本でも国際女性デーへの関心が高まってきました。
国際的な団体「国際ゾンタ」では、3月8日を「ローズデイ」と定め、毎年、世界中のゾンタクラブがこの日を記念して様々な催しを行っています。
市内の 「国際ゾンタ26地区エリア4北九州ゾンタクラブ」 の皆さんも、ローズデイを記念したイベント(映画上映会)を下記の通りムーブで開催する運びとなりました。
1 日 時 平成31年3月30日(土)13時30分~15時40分(受付13時~)
2 会 場 北九州市立男女共同参画センター‘ムーブ’ 5階 大セミナールーム
3 内 容 映画「女を修理する男」の上映
※2018年ノーベル平和賞を受賞したコンゴのムクウェゲ医師の
活動を描くドキュメンタリー
4 参加費 500円
時機を得た映画の上映です。皆様、3月最後の土曜日の午後、ぜひムーブへお越しください。
♪♪♪ 今年も7月はムーブフェスタ ♪♪♪
新年早々、ムーブフェスタの活動がスタートしました!
1月10日(木)、公募による市民委員4名(男女2名ずつ)、ムーブ運営協議会・利用者連絡会議・ムーブサポーターを代表する委員、そして市の担当部局やムーブの職員など合わせて22名の実行委員による「ムーブフェスタ2019実行委員会」が開催されました。
会議では、自己紹介、実行委員長の選任に引き続き、フェスタの開催期間やキャッチコピー、主なイベントの概要等について話し合いました。
フェスタの内容について皆様に発表できるのは、もう少し後になりますが、フェスタの期間中に何度もムーブにお越しいただけるような活気のあるフェスタにしていきたいと考えています。
昨年は「小島慶子さん講演会」から始まったムーブフェスタ2018でしたがオープニングの前日まで雨が降り続き、一時は予定通りスタートできるかどうか危ぶまれました。
そして、フェスタ期間中は、連日記録的な猛暑!
そんな不順な天候の中でも、前年(2017)を超える54400人の皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。
ムーブ最大のお祭り、ムーブフェスタ、今年もどうぞご期待ください。
7月の開催までの間このブログでも逐次フェスタのお知らせを発信していきます。
新年のご挨拶・・・・・・働く女性へのエール
新年おめでとうございます。
新しい時代の幕開けとなる一年が始まりました。
平成の30年間で男女を取り巻く環境は大きく変化しました。
「男性は仕事、女性は家庭」という固定的な性別役割分担意識を持つ人が減少し、共働き家庭の数が専業主婦家庭を上回りました。
職場においても、男女雇用機会均等法(制定・施行は昭和の時代)に続き、女性活躍推進法の制定・施行など、女性の持つ能力を活かし、社会の活力につなげようとする動きが生まれています。
一方で、家事・育児・介護に費やす時間については、男女間で大きな開きがあります。(もちろん日本では圧倒的に女性が長い)
家事や育児をきちんとやり、同時に仕事の面でも(果敢に)上昇志向を求められているのが現代の女性の姿なのではないでしょうか?
私も働く女性向けの研修では、(自分のことは棚に上げて)、「ためらわない、常にチャレンジ、機会を逃さない、努力を止めない」等々、女性側の積極的な行動や日々の鍛練の大切さをお話しています。しかしながら、そういった女性の行動の前提として、パートナーとの繋がり方、関わり方が非常に大切だと感じます。
どんなに頑張って成果を出しても、自分が燃え尽き、心や身体を壊しては何もなりません。
心も身体も健康で、結婚や子どもの有無にかかわらず、納得した自分らしい生き生きした職業生活を送ってほしい。
ムーブでは、今年もそんな女性に向けた事業を実施します。
1月だけでも、「お役立ちワンポイントセミナー・伝わる!プレゼンテーション講座」(12日開催、締め切りました)、パパとママのための「夫婦会議の体験講座」(19日開催、受け付け中)、「女性のための就職応援講座」(30日開催、受け付け中)など、多方面から女性の「働く」を支援します。
今年もムーブをよろしくお願いします。
レッツトライ、英会話!
恥ずかしながら、私は英語がほとんど話せません。中学、高校、大学(第一外国語)と英語の授業は受けましたが、文法と読み書き(グラマーとリーダー)中心で、リスニングや会話を学びませんでした。仕事に就いてからも、特に英会話が必要という経験も無く、英語を話せる人をただ「うらやましいな」と思っているだけでした。
40年近い市役所勤務の後、昨年6月からムーブを所管する公益財団法人に勤務していますが、財団ではムーブの運営の他に、女性の地位向上やジェンダー平等に関する国際的な事業も行なっています。
ムーブでは英語に接する事業はほとんどありませんが、国際事業の中ではジェンダー研修(JICAから受託)、国際理解セミナー、スタディツアー等々英語と触れ合う(英語を話さないといけない)機会が出てきました。
もちろん講義は日本語でオッケーですが(逐次通訳)、研修生への挨拶、ウェルカムパーティー、交流会など外国の方と会話をすることが多く、通訳なしではほとんどしゃべれない私は、「流暢でなくてもいいから、少しでも英語を話せたらどんなにいいだろう!」と思うようになりました。
そこで一念発起!今年の9月から11月にかけて、ムーブの英会話(初級クラス)に通い、毎週水曜日の19時から20時30分まで、15名のクラスメートと一緒にレッスンを受けました。
教室では、様々な状況を設定して、挨拶、おもてなしの言葉、簡単な意思疎通のメッセージなどを学びます。12回コースの10回目には、英語のプレゼンもありました。ペットのこと、近場の山の紹介、アメリカに関するクイズなど十人十色の楽しいプレゼン大会でした。私は飛騨高山へ行った旅行の話をしました。
あっという間の3ヶ月。英語がぐっと上達したという訳ではありませんが、英語を話すことに対するハードルは以前より低くなった気がします。
英会話教室でも、先生から
①無理に難しい単語を使わなくても、簡単な言葉で話せばよい
②アイコンタクトとジェスチャーは大切
③まず積極的に話しかけてみること などのアドバイスがありました。
60の手習いで、仕事上の必要性にかられての挑戦とはいうものの、貴重な経験でした。
1月の中旬からJICAの研修で8カ国の研修生を受け入れます。さて、英会話教室の効果やいかに…ちょっと楽しみです。
三隅佳子さんを偲んで
男女共同参画センター‘ムーブ’の初代所長を務められた三隅佳子さんが、9月7日、
御自身の84歳のお誕生日にご逝去されました。
三隅さんは、1982年、北九州市初の民間登用の女性管理職として、広報室広聴課長に就任されました。
翌1983年、市役所民生局に女性行政・男女平等を推進する専門部署として婦人対策室が設置されると、初代の婦人対策室長となり、1990年には市民局女性行政推進部長、併せて設立直後の(財)アジア女性交流・研究フォーラムの専務理事にも就任されました。
その後は、1995年に開設された男女共同参画センター‘ムーブ’の初代所長、(財)アジア女性交流・研究フォーラムの理事長・会長・顧問として力を尽くされるなど、北九州市の男女共同参画を推進するトップランナーとして活躍、数々の大きな業績を遺してこられました。
今、北九州市や当センター‘ムーブ’が男女共同参画社会の形成に向けて様々な活動を行うことができるのも、三隅さんのご尽力の賜物と言っても過言ではありません。
また、女性会議(現在の女性団体連絡会議)やユニフェム北九州(現在の国連ウィメン日本協会北九州)など数々の団体の設立にも関わってこられました。
将来の日本社会を見据えて三隅さんの蒔いた種が、今まさに大きく開花しようとしているのです。
いつでも、楽しく、正しく、逞しく(3つのタ、サンタ)飛び回っておられた三隅さんのお姿を思い出すたびに、改めてその偉大さに敬服するばかりです。
ご冥福をお祈りいたします。
“ムービング“&”カティング・エッジ”最新号です!
ムーブの情報誌“ムービング”と書誌情報誌“カティング・エッジ”の最新号ができあがりました。
☆☆☆ ムービング第86号(10月1日発行) ☆☆☆
今号でも、政治分野における男女共同参画の推進、セクシュアル・ハラスメント(#MeToo運動)、平和と共生(連載誌上講座)など、多彩な切り口から女性に関わる問題を取り上げました。
またムーブの事業紹介では、7月に開催された「ムーブフェスタ」の報告を中心にまとめています。
オーストラリアと日本を行き来する‘大黒柱マザー’小島慶子さんのオープニング講演、立ち見が出るほど盛況だったRoseさんのトーク&ライブ、日頃の練習の成果をいかんなく発揮したサマーカーニバル、建設産業の男女共同参画における諸課題に鋭く迫った研究報告会など、フェスタに参加された方のみならず、参加できなかった皆様にもムーブフェスタの熱気をお伝えできればと思います。
フェスタの報告以外にも今年度の下半期に開催される講座やセミナーのお知らせも掲載しています。
ムーブへの扉を開く第一歩として、ムービングを手にとってみませんか?
☆☆☆ カティング・エッジ第64号(10月1日発行)☆☆☆
カティング・エッジは、ジェンダー問題の解決のカギを提示するための情報誌で、ジェンダー、男女共同参画、女性のエンパワーメント等を取り上げた書籍をご案内しています。
(ジェンダーとは、社会的・文化的に形成された性別をいいます。)
今号では、「女子差別撤廃条約」、「女性活躍」「ジェンダー写真論」、「世界の性教育」をテーマにした書籍の紹介と関係用語の解説を掲載しました。
また、政治分野における男女共同参画の推進(女性議員増加の必要性)、高校教育におけるジェンダー学習の実践、知られざる女性科学者の功績など、幅広くタイムリーな問題に対する識者のコメントもいただきました。
ムーブの活動背景をより深く知るために、カティング・エッジをご一読ください。
※ “ムービング”&“カティング・エッジ”は、ムーブの他、お近くの公共施設(レディスもじ、レディスやはた、図書館、生涯学習センター、市民センター等)でも入手できます。また、ムーブのホームページからダウンロードすることもできます。
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