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ようやく再開、多彩な事業を展開します!

投稿者:所長 2021年10月01日

 

 

 8月6日から一部を除いて休館となっていたムーブですが、緊急事態宣言の解除に伴い、10月1日から一定の制約はあるものの活動を再開することが出来ました。休館中、利用者の皆さまには大変ご不便をおかけしておりましたが、これからは講座やセミナー等について予定どおり開催していきます。部屋の利用などもできるようになりますので、ご活用のほどよろしくお願いします。

 

 今回の第5波と言われる感染拡大場面が、ワクチン接種などの効果でこのまま減少傾向が続いて収束に向かっていくことを願いたいところですが、残念ながら年内にも次の第6波が来るという専門家も多いようです。

 いずれにしても、これまで言われ続けているように、コロナ禍で深刻な影響を受けているのは男性より女性の方が多いことを踏まえ、昨年国連のグテーレス事務総長から各国政府に対して出されたメッセージにあるように、「女性や女児をCOVID-19への対応に向けた取り組みの中心に据える」ことが今後も不可欠であると思います。

 

 ムーブとしては、今後もジェンダー平等、女性・少女のエンパワーメントを推進するため、withコロナ、afterコロナ双方を見据えて様々な啓発や就業支援、相談等の事業を積極的に展開してまいります。

 

 今後の主な事業の予定ですが、11月5日(金)に「第32回アジア女性会議-北九州」をオンライン方式(ムーブでの配信映像視聴も可)で開催します。

 今回は「ICTと女性」というテーマで、情報化時代における女性のエンパワーメントについて、有識者による対談と、地元企業や海外も含めたNGOによる優れた実践例の紹介などを行う予定です。

 

 また翌日の11月6日(土)には、 現在フリーアナウンサーとしてご活躍の笠井信輔さんをお迎えして、講演会(おとこのライフセミナー)を開催します。

 フジテレビのアナウンサーだった時に超多忙の中で育児に奮闘したご経験なども交え、「男のドタバタ育児から、日本の男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスへの歴史的背景を紐解く」というテーマでお話をしていただく予定です。

 

  さらに、11月12日(金)から25日(木)の「女性に対する暴力をなくす運動」に合わせて、11月13日(土)に「女性への暴力ゼロ運動特別講座」を開催します。

 

 このように、これから様々な事業を予定しておりますので、是非積極的にご参加のほどよろしくお願いします。

またまた休館です…

投稿者:所長 2021年08月20日

 

 

 ワクチン接種の進展とともに感染者数が減少に転じるのではと期待していた新型コロナですが、感染力が強いデルタ株のまん延等により、ここ福岡県でも逆に1日当たり千人を超す新規の陽性者が確認されるなど爆発的な感染状況が続いており、ついに4回目の緊急事態宣言が発出されました。

 

 ムーブでは、県の特別警報が出された8月6日から一部を除いて休館となり、予定していた講座やセミナーも中止や延期、オンラインでの開催などの対応をせざるを得ず、利用者の皆さまには大変ご不便をおかけしております。

 

 今考えてみると、7月に「ムーブフェスタ2021」を予定どおり開催できたことは本当に良かったと思いますが、今後この状態がいつまで続くのか、先の見通しが全く立たない状況となっています。

 

 ちょっと前までは、7月までに高齢者へのワクチン接種がほぼ行き渡れば、8月以降感染状況は収束に向かうのではないかと期待をしていましたが、デルタ株の猛威によりその期待は打ち砕かれました。特に、これまで感染しにくいと言われていた若年層への感染が飛躍的に増大しており、この層にはまだワクチン接種が進んでいないことからこのような状況になっているものと思われます。

 

 ワクチン接種については10月から11月になれば希望する方々への接種が概ね行き渡ると言われており、さすがにそこまでくれば収束が見えてくるのではないでしょうか(強くそう願いたいと思います!)。

 それまでの間、感染力が強いということを強く意識して、とにかくこれまで以上に一人ひとりが「感染しない」「感染させない」行動を徹底していくしかありません。一緒に頑張りましょう。

 

 さて、前回のブログでご紹介した、9月4日(土)の在福岡アメリカ領事館のユキ・近藤・シャー領事によるセミナー(テーマ:「女性のエンパワーメント~多文化共生の視点から~」)は、ムーブが休館となることからZOOMによるオンライン方式での開催に変更しました。

 既にお申込みいただいている方々にはご迷惑をおかけしますが、自宅又は職場等からオンラインでの参加をお願いしたいと思います。

 また、参加申し込みの締め切りを8月27日(金)まで延長しましたので、オンラインなら参加できるという方については、ぜひお申し込みをお願いします。

ムーブフェスタ2021開催のお礼とセミナーのご案内

投稿者:所長 2021年07月31日

 

 

 

 2年ぶりの開催となった「ムーブフェスタ2021」は予定どおりのスケジュールを実施して7月24日(土)に終了することが出来ました。

 まずは期間中様々なイベントにご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

 おかげでオープニングイベントである「近藤サトさん講演会」に300人近くの方々にご来場いただくなど、感染防止対策を講じる中で期間中多くの方々にご参加いただき、男女共同参画社会の形成に向けて多様な情報発信ができたのではないかと思います。

 また、事前準備から主催事業の運営等にご尽力いただいた実行委員の方々や、様々なイベントを企画・実施していただいた市民団体・個人の皆さまには、感染予防のため何かと気を遣うことも多々あったかと思いますが、大きな混乱もなく開催できたことをこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。

 

 さて、1年延期となった東京オリンピックも開幕して1週間以上経過しました。

 新型コロナウイルスとの関連で開催の是非がいろいろ言われる中での開催となりましたが、連日様々な競技で熱戦が繰り広げられ、多くの日本選手が活躍していることもあって私もテレビにくぎ付けとなっています。

 今回のオリンピック・パラリンピックの3つのコンセプトのうちの一つは「多様性と調和」です。「人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩する」とされていますが、今回のオリンピック・パラリンピックを経て1日も早くそういう社会になることを願っています。

 

 ここムーブでは、9月4日(土)に在福岡アメリカ領事館のユキ・近藤・シャー領事をお迎えして「女性のエンパワーメント~多文化共生の視点から~」のテーマでセミナーを開催します。

 このセミナーでは、女性活躍を推進し、多様性を尊重しながら誰もが活躍できる職場や社会を作るために必要なことについてお話しいただく予定となっており、先日西日本新聞社北九州本社の代表に就任された甲木正子さんとの対談や、会場にご参加いただいている方々と双方向でのやり取りもしていただきたいと考えています。

 ワークライフバランスを図りながらそれぞれの立場で活躍するための多くの有意義なヒントを得られるセミナーになると確信していますので、ぜひ奮ってご参加ください。

 

 この地域でも新型コロナの感染者数が急速に拡大し、またも「まん延防止等重点措置」が施行されましたが、一方でワクチンの接種も進んでいます。あと少し、一人ひとりが「感染しない、させない」生活を徹底しましょう。

 

いよいよムーブフェスタ2021開催!

投稿者:所長 2021年06月30日

 

 

 いよいよ7月3日(土)からムーブフェスタ2021が始まります。

 

 昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、1995年7月のムーブ開所以来初めての中止とせざるを得ませんでしたが、今年は、感染防止対策には十分に配慮しつつ実行委員をはじめ多くの関係の方々とここまで開催のための準備を重ねてきました。

 

 6月20日で緊急事態宣言に伴うムーブの休館措置も解除され、20時までという制限はあるものの(7月1日現在)通常どおりの活動を行っており、このままいけば今年は予定どおり開催できそうです。

 

 今年は、7月3日(土)のオープニングを飾る近藤サトさんの講演会の後、7月24日(土)まで約3週間にわたって、主に市民団体の方々の企画によるセミナーやワークショップ、映画の上映会やフリーマーケットなど例年並みの100近いイベントが予定されており、男女共同参画社会の形成に向けて多様な情報発信ができるのではないかと期待をしているところです。

 

 会場では、マスクの着用や入り口での検温など、感染防止対策を徹底して安全・安心な運営に努めてまいりますので、皆さまには引き続きご協力いただき、是非ご参加いただきますようよろしくお願いします。

 

  なお、感染防止対策の一環として、一部の参加団体ではライブ配信をする予定です。ムーブフェスタ特設サイトで、ご確認ください。

 

 市内の新規感染者の状況は減少傾向にあるもののまだ予断を許さない状況が続いており、変異株の動向も大きな懸念となっていますが、一方でワクチンの接種は進んでいっており、今月末には希望する高齢者への接種が完了する見込みとなっています。また、今後集団接種に加えて個別接種や職域等での接種が進めば収束に向けた兆しが見えてくるのではないかと期待をしているところです。

 

 今年のムーブフェスタ2021が無事に開催できて、参加された皆さんにとって実り多いものとなることを願っています。

今回を最後に・・・今年こそは

投稿者:所長 2021年06月01日

 

 

 ここ福岡県では、5月12日(水)から3度目の緊急事態宣言が出され、ムーブも現在休館となっています。当初5月末までの予定でしたが、6月20日まで延長されました。
 足元で新規感染者数は減少傾向となってきたものの、GW前後の感染拡大を受けて病床のひっ迫状況が続いており、やむを得ない措置だと思います。
 皆さまには引き続きご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いします。(最新の状況はホームページ等でご確認ください。)

 

 一方でワクチンの接種は、徐々にではありますが進展してきており、ほとんどの自治体で7月までには高齢者への接種が完了する見込みとのことであり、このまま感染が収束に向かって緊急事態宣言は今回が最後となることを切に願っています。
 ムーブでは7月3日~24日に、「ムーブフェスタ2021」を開催する予定です。昨年は中止となったムーブフェスタですが、今年こそは(感染防止対策には引き続き万全を期しつつ)予定どおり開催できることを願いたいと思います。

 

 今回のパンデミックが始まってすぐに国連のグテーレス事務総長は、「女性及び女児をCOVID-19への対応に向けた取組の中心に据える」よう各国政府に対してメッセージを発表しました。それから1年余り、ワクチンの接種が本格的に始まったこれからもこのメッセージを具体的に実行していく必要があります。

 

 先日内閣府は、「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」報告書を発表しました。
 「誰一人取り残さないポストコロナの社会へ」との副題がついたこの報告書では、新型コロナ感染症の拡大により女性への深刻な影響が明らかとなったこと、その根底には平時においてジェンダー平等・男女共同参画が進んでいなかったことがあり、今こそ幅広い政策分野でジェンダー視点を入れた政策立案が不可欠で、女性に焦点を当てた既存の制度や慣行の見直しを求めています。

 

 ここムーブでも固定的な性別役割分担意識の解消や女性の就業支援など、これまで以上に取組を強化していく考えですが、5月末からは、コロナ禍の中で家庭や仕事、人間関係などについて不安や悩みを抱えている女性のための電話相談を開設しました(当面、毎週木曜午後及び第2・第4水曜日の夜)。
 厳しい状況に置かれている女性に寄り添った支援を行ってまいりますので、一人で抱え込むことなくご相談ください。

今年のイコール・ペイ・デイは5月6日です。

投稿者:所長 2021年04月30日

 

 ゴールデンウィークが始まりました。本来なら旅行にレジャーにといろんな場所に出かけて楽しい思い出を作る時期ですが、東京・大阪をはじめ一部の地域では3回目の緊急事態宣言が出されており、不要不急の外出を控え、人との接触を減らす行動が求められています。

 

 ワクチンの接種が行き渡るまでの間は、とにかく感染を抑えこむことを最優先に、身近なところで三密を避けて過ごしましょう。

 

 さて、イコール・ペイ・デイ(EPD)という言葉をご存知でしょうか?
 これは「女性が男性の1年分と同じ賃金を手にする日」ということで、男性が1年間働いて得られる賃金の総額と同額を得るのに、女性は1年を超えていつまで働く必要があるか、その同額となる日を示したのがEPDです。

 

 このEPDは、働く女性の国際ネットワーク組織であるBPW(Business and Professional Women)が始めた啓発活動で、今年の日本は5月6日、つまり男性が昨年1年間で得た賃金を、女性は今月まで4か月余り余分に働いてようやく同じ賃金を得られるということになっているようです。

 

 ちなみに諸外国では、アメリカが3月24日、イギリスが4月1日、ドイツが4月4日ということで我が国より1か月以上短くなっており、男女の賃金格差はOECD加盟国の中でブービー、つまり下から2番目に格差の大きい国となっています。

 

 その主な要因は、同じ会社で正規で働いても男女で昇進等に差があることや、女性の非正規雇用の率が高いことなどですが、単にその差をなくせばいい(それ自体もなかなか進んでいませんが)というわけではなく、家事・育児等家庭での性別による役割分担意識の解消や無意識の偏見をなくしていくことなど、やるべきことはたくさんあると言わざるを得ません。

 

 ここムーブでは、そのための啓発セミナーや講座、相談など、さまざまな事業に取り組んでいますので、ぜひ積極的にご利用いただきますようよろしくお願いします。

 

 また、(先月もご紹介した)大崎麻子さんの講演会(男女共同参画セミナー)をオンライン方式で5月22日(土)に開催します。世界的に活躍されている大崎さんの話はきっと皆さんに力を与えてくれると思いますので、ご興味のある方は是非お申し込みください。

 

🌸新しい年度が始まりました

投稿者:所長 2021年04月01日

 

 いよいよ今月から新しい年度が始まります。

 従前ならこれから桜の季節ですが、今年の桜は気候変動の影響からか開花が記録的に早く、多くの場所で3月中に満開を迎えました。また今年も、昨年に引き続き飲食を伴う花見はできませんでしたが、何とか来年は心置きなく花見ができることを願いたいと思います。

 

 先日、世界経済フォーラムからジェンダーギャップ指数2021が発表されました。

 我が国は、世界156か国中120位ということで、昨年の121位とほぼ変わらず下位に低迷しており、先進国の中では最下位という状況が続いています。

 これは、東京五輪組織委員会の前会長の発言をはじめ、まだまだ多くの方々の中に「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・差別)」が残っていることもその根底にあるのではないかと思います。この意識の部分を変えていかないとなかなか現在の状況を打開することは難しいのではないでしょうか。

 

 ここムーブでも、これまで以上にそのための取り組み、とりわけ若者や男性向けの啓発やセミナーを充実させていく所存です。

 ムーブでは、緊急事態宣言の解除などを受けて、現在通常どおりの運営を行っております。今月から新年度の講座やセミナーも予定どおり始まりますので、奮ってご参加いただきますようよろしくお願いします。

 

 また、ジェンダー問題の専門家で国連などグローバルに活動され、テレビの報道番組等でもご活躍の大崎麻子さんの講演会(男女共同参画講座)を、5月22日(土)にオンラインで開催予定です。

 ムーブの会場又はリモートでの参加を4月中旬から受け付ける予定ですので、ご興味のある方は是非お申し込みください。

 

 なお、先月当アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)が、第65回国連女性の地位委員会(CSW65)に合わせて開催されたNGOフォーラムのパラレルイベントとして、オンラインで「Youth talk : climate action and gender」を開催しました。国内外から4人の若者にそれぞれの環境とジェンダーに関する活動状況等についてプレゼン、ディスカッションしていただくとともに、海外からの視聴者にも参加いただき、とても有意義なイベントとなりました。

 4月末までの限定で、KFAWのホームぺージ上でアーカイブ配信(ただし、使用言語は英語のみ)も行っておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

3月8日は「国際女性デー」です。

投稿者:所長 2021年03月01日

 

 3月8日は「国際女性デー」です。

 当日は、国連事務総長が女性の平等な社会参加の機会を整備するよう加盟国に呼びかけを行うほか、国連本部のあるニューヨークをはじめ、世界各地で国連が決めたテーマに沿って毎年多くのイベントが開催されてきました。

 

 昨年は、残念ながら新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、多くのイベントが中止となりましたが、今年は、「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」をテーマに、世界各地でイベントが開催される見込みとなっています。

 

 また、この国際女性デーの後に約2週間にわたって「国連女性の地位委員会(CSW)」が開催されますが、このCSWの期間中世界各国のNGOがニューヨークに集って開催しているパラレルイベントについて、第65回目となる今年は、コロナ禍という状況を考慮して世界各地をオンラインでつないだ形で開催されることとなっています。

 

 そこでここムーブを運営している(公財)アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)では、このパラレルイベントとして、「気候変動とジェンダー」のテーマで若者による討論会を次のとおり開催することとしました。

 

 テーマ  Youth talk:Climate action and gender

 開催日時 2021年3月21日 (日) 14:30~16:00(日本時間)

 開催方式 オンライン(ZOOMウェビナー)

 参加者  国内2名(公募)、KFAW海外通信員2名

 

 今回初めての試みで手探りでの開催となりますが、コロナ禍の中でこのパラレルイベントがオンライン形式となったため、ここ北九州から発信することが可能となったものです。

 使用言語は英語となりますが、このイベントをご視聴になりたい方はKFAWのホームページをご覧ください。

 

 コロナについては、ここ福岡県も緊急事態宣言が解除され、様々な制約が若干緩和されましたが、ワクチン接種のスケジュールがまだ見えない中、今しばらくはこれまでどおり一人ひとりが感染防止対策を徹底して再び感染が拡大に向かうことのないよう気を付けて行動しましょう。

 

 

 

 

私たち一人ひとりが感染防止対策を今一度徹底させましょう。

投稿者:所長 2021年02月02日

 

 昨年末からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、福岡県でも1月13日に再び緊急事態宣言が発出されました。

 

 前回の緊急事態宣言時、ムーブでは宣言が出る前から施設全体が休館となり、予定されていた講座やセミナーに加え、7月のムーブフェスタも中止にせざるを得なくなったわけですが、今回は、国や市の方針を受けて、休館ではなく、施設の閉館時間を午後8時に繰り上げることや各施設の利用人員を定員の50%以下にするなどの対応を行っており、一部料理講座の中止や開催時間の繰り上げ等の対応はあるものの何とか大半の事業は予定どおり実施できています。

 

 また、ムーブフェスタ2021については、年明け早々に第1回目の実行委員会を開催し、7月3日(土)~24日(土)の開催に向けた準備がスタートしました。

 

 現時点では、ムーブに多くの方々が集い、男女共同参画について発信をしていくというムーブフェスタの趣旨に鑑み、例年と同様ムーブにお越しいただいて様々な事業にご参加いただく形での開催を前提としつつ、一部オンラインでの発信等も組み合わせて事業内容を考えていく予定にしております。

 

 そのメイン事業である「市民企画事業」は、市民の皆さまがフェスタ期間中にムーブの施設を利用して自ら企画・実施する手作りの事業で、一定の要件の下で会場使用料の免除や事業費の一部助成などの支援が受けられるものです。

 例年100を超える事業が行われ、延べ約2万人の方々が参加されています。

 今年は2月27日(土)に、市民企画事業募集のための事前説明会を開催しますので(申込み締切は3月16日(火))、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

 今後の感染状況次第では、密を避けるという観点から開催方法を変更しないといけなくなる可能性もありますが、いずれにしても、昨年のように中止とすることは何としても避けたいと考えています。

 

 (新型コロナに関しては)ワクチン接種が今月下旬から医療従事者の方々から順次始まるという期待もありますが、一日でも早く様々な活動を大きな制約なく実施できるようにするため、私たち一人ひとりが感染防止対策を今一度徹底させましょう。

 

【ムーブフェスタ2019のポスター】

 

 

新年のご挨拶  ~withコロナの中で新たな希望に満ち溢れた年に~

投稿者:所長 2021年01月05日

 

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 本年もムーブをよろしくお願いします。

 

 新型コロナウイルス感染症のまん延により大変な年となった2020年は、ここムーブにおいても施設の休館やムーブフェスタをはじめとしたさまざまな事業の中止など、事業運営に大きな影響を受け、利用者の方々に大変ご迷惑をおかけしました。

 

 新たな年を迎えましたが、今なおウイルスの猛威は衰えるところを知らず、我々の暮らしを直撃しています。

 一方で、昨年末から一部の国でワクチンの接種が始まるなど、明るい話題も出てまいりました。我が国でも早ければ春先あたりからまずは医療従事者などを対象に接種が始まると言われており、予定どおりいけばあと少しの辛抱で徐々に元の生活を取り戻していけるのではないでしょうか。

 

 非常に厳しい生活を強いられている方もたくさんいると思いますが、何とかその時まで踏ん張って、一人ひとりが「感染しない、感染させない」行動をしっかりと守っていきましょう。

 

 今年7月に開催予定のムーブフェスタ2021については、近々第1回目の実行委員会が開催されるなどいよいよ準備作業が始まります。

 withコロナという状況の下で、事業の内容によってはオンラインでの開催などにも対応できるようやり方を工夫していこうと考えていますが、個人的にはやはり開催期間中ここムーブに多くの方々が集い、連日賑わっている状況となることを期待したいと思ってます。

 

 さて、今年の干支は「辛丑(かのと・うし)」。

 ネット情報によれば、「辛」は痛みを伴う幕引き、「丑」は殻を破ろうとするいのちの息吹を意味し、この二つが互いを生かしあい、強めあうということで、今年は大きな希望が芽生える年になるということです。

 

 今まさに全世界で多くの方々がコロナで苦しんでおり、なかでも特に女性は大変厳しい状況に置かれていると言われていますが、これは、コロナ禍によってそうなったのではなく、性別による役割分担意識や不安定な雇用形態など、普段から課題とされていたことがコロナ禍で増幅されて顕在化したものです。

 

    今年の干支にあるように、この大きな痛み、厳しい状況に1日も早く幕を引き、新たな希望に満ち溢れた男女共同参画社会の実現に向けて、大きな一歩を踏み出す年にしたいと思います。

    withコロナの下で皆様には引き続きご面倒をおかけすることもあるかと思いますが、本年もよろしくお願いいたします。