明けまして、おめでとうございます。

投稿者:所長 2016年01月06日

da1348c4d1caa34610098b825ffb5903

 

 明けまして、おめでとうございます。

 早いもので、平成25年4月にムーブ所長に就任して3年が経とうとしています。昨年はムーブ開所20周年記念事業を実施し、ムーブの利用者も600万人を超えました。

 さらに、平成28年度から5年間のムーブの指定管理も先月の市議会でご承認いただきました。議決前の指定管理者検討会での審議では、今後に向けたご意見に併せて、ムーブの事業に対して、

・社会の変化の中で、常に新しい事業、必要な事業を検討、実行されようとしており、とても良い。

・限られた予算や人員の中で、大変よく取り組まれていると感じた。

 と、評価していただいたことは、これまでのムーブの実績、職員の苦労が報われ嬉しく思いました。

 

指定管理の申請に当たっては、管理運営方針として、

  ①性別による固定的役割分担意識の解消

  ②働く場をはじめ様々な分野での女性のエンパワーメントの推進

  ③次世代育成の視点を重視

  ④男性の視点からの男女共同参画の推進

  ⑤女性に対する暴力等人権侵害行為の根絶

  ⑥情報の収集・発信の充実

  ⑦市民の自主的な活動の支援

 の7つの柱を提案させていただきました。

 

 これらの指針の背景には、これまで20年間のムーブの実績があります。その実績を踏まえて、過去の実績に甘えることなく、常にそれぞれの時代や社会の課題に向けて職員が取り組んできたチャレンジ精神が脈々と息づいています。「ローマは1日にして成らず」です。個々の具体例は、別の機会にお話していこうと思っています。

 

 今回の申請に当たり、ムーブを運営する(公財)アジア女性交流・研究フォーラム(以下、フォーラム)で開発してきた「女子学生のためのキャリア形成プログラム」やフォーラムで養成した「デートDV予防教育ファシリテーター」のフォローアップを、これからはムーブの事業として実施することを提案しました。これは、女性のためのエンパワーメント事業やDV相談を第一線の現場で実施しているムーブが行うことで、さらに現場感覚に根ざした事業に発展させていこうとするものです。

 また、ムーブを運営するフォーラムは、ジェンダー平等、女性のエンパワーメントを目指して、アジア地域を中心とした国際的な交流・研究活動を実施しています。これまで日本の男女共同参画政策は、1975年の国際女性年以降は、国連施策が指針となって国際的な影響を受けながら進んできました。さらに、現在のグローバル化が進展する社会では、私達の生活そのものが国際的な影響を受けながら営まれています。従って、国際的視点を持つことで見えてくる課題の解決策があると思っています。これからは、フォーラムの事業も含め、ムーブでも国際的な視点を視野に入れた取り組みを行ってまいりたいと思っています。

 

新年を迎えて、今年度の事業も目白押しです。

是非、ムーブまで足をお運びください。

 

i-saru41