三隅佳子さんを偲んで

投稿者:所長 2018年11月04日

 

 男女共同参画センター‘ムーブ’の初代所長を務められた三隅佳子さんが、9月7日、

御自身の84歳のお誕生日にご逝去されました。

 

 三隅さんは、1982年、北九州市初の民間登用の女性管理職として、広報室広聴課長に就任されました。

 翌1983年、市役所民生局に女性行政・男女平等を推進する専門部署として婦人対策室が設置されると、初代の婦人対策室長となり、1990年には市民局女性行政推進部長、併せて設立直後の(財)アジア女性交流・研究フォーラムの専務理事にも就任されました。

 

  その後は、1995年に開設された男女共同参画センター‘ムーブ’の初代所長、(財)アジア女性交流・研究フォーラムの理事長・会長・顧問として力を尽くされるなど、北九州市の男女共同参画を推進するトップランナーとして活躍、数々の大きな業績を遺してこられました。

 今、北九州市や当センター‘ムーブ’が男女共同参画社会の形成に向けて様々な活動を行うことができるのも、三隅さんのご尽力の賜物と言っても過言ではありません。

 

  また、女性会議(現在の女性団体連絡会議)やユニフェム北九州(現在の国連ウィメン日本協会北九州)など数々の団体の設立にも関わってこられました。

将来の日本社会を見据えて三隅さんの蒔いた種が、今まさに大きく開花しようとしているのです。

 

 いつでも、楽しく、正しく、逞しく(3つのタ、サンタ)飛び回っておられた三隅さんのお姿を思い出すたびに、改めてその偉大さに敬服するばかりです。

 

 ご冥福をお祈りいたします。