第30回 アジア女性会議-北九州

投稿者:所長 2019年10月01日

 

 今回は、10月19日(土)に開催される「第30回アジア女性会議-北九州」についてご案内いたします。

 

 ムーブを運営している(公財)アジア女性交流・研究フォーラムは、1990年の設立以降毎年アジアの女性に関連するタイムリーなテーマで「アジア女性会議」を開催しております。

 

 今回は第30回という節目の開催となり、また、来年2020年が「ジェンダー平等」と「女性・少女のエンパワーメント(力をつけること)」の推進にとって重要な年となることから、この分野の世界的リーダーをお迎えして、「みんなでつくろう、未来」のテーマでいつもより大掛かりに「アジア女性会議」を開催することにしました。

 

 1995年に国連が北京で開催した第4回世界女性会議では、「ジェンダー」という言葉が国連の公式文書で初めて使われ、12の重大問題領域を特定して「女性・少女のエンパワーメント」を進めていく行動綱領が採択されるなど、我が国を含め世界中の女性に大きなインパクトを与えました。

 

  この流れは、国連総会において2000年に採択されたミレニアム開発目標を経て、2015年採択の持続可能な開発目標SDGsに引き継がれています。

 

 来年、2020年はこの北京会議から25年、SDGs採択から5年という節目の年となり、「ジェンダー平等」と「女性・少女のエンパワーメント」の推進に向けてこれから我が国も含め世界中で北京+25を見据えた動きが出てまいります。

 

  この時期をとらえ、北京での行動綱領の交渉を行った主要委員会の議長を務められ、昨年1月までフィリピンの高等教育委員長(大臣)をされていたパトリシア・リクアナンさんにおいでいただいて、「北京女性会議から25年を控えて」のテーマで基調講演をいただきます。

 

   また、午後は「働くということ」、「地球で生きる」、「未来を考える」の3つのテーマで、専門家や地域の方々、若者などを交えて分科会で議論をする予定です。

 

   リクアナンさんのお話など、なかなかわが国で聞くことのできない貴重な機会だと思いますので、周りの方々にもお声がけいただいて是非ご参加ください。

 

 お待ちしております。

 

 

第30回アジア女性会議-北九州