アーカイブ

元気に新年を迎えられることを祈念いたします。

投稿者:所長 2020年12月01日

 

 新型コロナウィルス感染症への対応で世界的に大変な年となった今年も残すところあと1か月足らずとなりました。

 

 我が国では、最初に感染者が確認されて以降徐々に増え続け、3月からほとんどの学校が休校となり、4月7日には緊急事態宣言が出されるなど、社会全体がこれまで経験したことのないような厳しい状況におかれました。

 

 ここムーブでも、3月から6月中旬まで休館となり、多くの講座やセミナーを中止とせざるを得ない状況となりました。7月に予定していたムーブフェスタ2020も事前の準備期間等も考慮して開催を断念することとしましたが、これは1995年にムーブが開館して以来初めてのことで、非常につらく重い決断でした。

 

 その後、感染状況は徐々に収束の方向に向かったことから、緊急事態宣言も解除され、ムーブも6月中旬に利用を再開しました。

 それ以降、夏に再び感染が拡大する時期もありましたが、様々な感染防止対策を講じながら利用人数を絞って講座やセミナー、貸館事業等を予定どおり行うことができ、ここにきて徐々に利用者も増えてきています。

 また、10月に開催したアジア女性会議などでは、オンラインでの会議の実施やズームでの配信も行った結果、参加者が場所的にも年代的にも広がって新たな利用者を開拓できたのではないかと思います。

 

 さあいよいよ師走、例年であれば人の往来が活発になる時期ですが、先月から全国的に感染者が増え続け、いわゆる第3波と言われる状況となっており、一部の地域では飲食店等の営業時間短縮等の要請もなされています。

 

 これから年末に向けて、更なる感染拡大により様々な事業の実施に支障をきたすような事態にならないことを祈りたいと思いますが、一方で、複数のワクチンで緊急使用許可の申請がなされ、早ければ一部の国で年内にもワクチンの供給が始まる可能性があるという明るい情報も出てきております。

 来年の早い段階でワクチン接種を希望する方々に広くかつ安全に接種が可能になれば、事態も一気に改善する可能性があります。

 

 来年は一日も早くこれまでの日常を取り戻すとともに、今年の経験を活かして性別にかかわりなく誰もがより暮らしやすい社会になることを期待したいと思います。併せて、来年夏に延期となった東京オリンピック・パラリンピックも、7月に開催予定のムーブフェスタも盛大に開催して素晴らしい年となることを願いたいと思います。

 

 これから冬本番となり、風邪なども本格的に流行する季節となってきます。

 皆さまにおかれては、新型コロナ感染防止対策はもちろんのこと、くれぐれも体調管理にご留意され、元気に新年を迎えられることを祈念いたします。

 

 

※ 左の写真は、

「女性に対する暴力をなくす運動」

期間中(11月12日~25日)、

女性に対する暴力根絶のシンボルである

パープルリボンにちなみ、ムーブが入居するビルを紫色にライトアップする  「パープル・ライトアップ」を実施した時のものです。

支援の輪が広がっていくことを期待したいと思います。

投稿者:所長 2020年11月06日

 

 

 ムーブでは、毎年4月にジェンダーに関する様々なテーマで調査・研究を行う市民グループや研究者(グループ)を募集し、選ばれた一組にその費用の一部を助成して調査・研究の結果を報告していただいています。

 昨年度採択された、北九女子一歩会は「北九州地域における“ひきこもり・生きづらさに悩む女性”に関する調査・研究」をテーマに、1年間調査・研究を行うとともにその結果を報告書にまとめ、10月31日(土)にムーブで報告会を開催しました。

 

 “ひきこもり”が社会問題として取り上げられるようになってしばらく経ちますが、これまでは概ね男性の問題として捉えられていたような気がします。内閣府の調査でも、ひきこもり状態にあるとされる方々の約6~7割は男性という結果になっていますが、ひきこもりや生きづらさに悩んでいる女性は男性に比べて果たして本当に少ないのか、に疑問を持った北九女子一歩会の方々が、女性に焦点を当てて、ひきこもりの問題について様々な調査や当事者へのアンケートを行い、実態把握を行ったのが今回の調査・研究の内容です。

 

 報告では、「家事従事」という役割で女性のひきこもりが少なく把握されていること、そこには性別による固定的役割分担意識の中で、女性は家事をしていると言えば特段問題があるとは思われないという実態があり、女性を対象とした支援プログラムも少ないという現状が報告されました。

 

 その上で、ひきこもり・生きづらさに悩む女性やその家族のための居場所づくりや女性を対象とした支援プログラムの必要性などの提言がなされました。

 

 また、この報告会にコメンテーターとしてご参加いただいた、ジャーナリストの池上正樹さん(ひきこもり関係の取材を20年以上にわたって続けられ、著書も多数。KHJ全国ひきこもり家族会連合会理事)からも貴重なコメントをいただきました。

 

 今回参加された当事者の方やご家族の方々にとって、今後に希望を持てるような有意義な報告会となったことを願うとともに、これまであまり焦点が当てられていなかった方々に支援の輪が広がっていくことを期待したいと思います。

 

 なお、(あくまでも現時点での予定ですが)NHK「あさイチ」(朝ドラの後、8:15から華丸・大吉さんが出演する全国番組)で11月25日(水)にひきこもりに関する特集があり、その中で今回の報告会の様子も放送されるそうです。

 

 

今後もご利用のほどよろしくお願いします。

投稿者:所長 2020年10月02日

 

 ムーブでは先月、5月に開催予定だった(TVの情報番組等でご活躍の)山口真由さんの講演会(男女共同参画講座)を、主催事業としては6月の再開以降初めてホール(520人定員)を会場として開催しました。まだ1席ずつ空けての開催でしたが、(例年と会場を変えたこともあって)例年を超える200人近い方々に参加していただくことができました。

 ご来場の皆様のご協力のおかげで無事に、かつ有意義な講演会が開催できたことをこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。

 

 先月19日からは、イベント開催時の収容率等の制限が緩和され(当面11月末まで)、ムーブ・レディスで行う講座やセミナーについては原則として会場の収容人員一杯までお客さんを入れることが可能となりました。

 今後も年末に向けて、

 10月24日(土) <レディスやはた> 地元在住の芥川賞受賞作家・村田喜代子さんの講演会(レディスやはた開館43周年記念講演会) (レディスやはたの講演会は、募集定員に達しましたので、募集は締め切りました。)

 11月7日(土) <ムーブ2Fホール> 元NHKアナウンサー(最初の赴任地が北九州放送局です!)で、現在フリーキャスター・堀尾正明さんの講演会(おとこのライフセミナー)

など、講演会、セミナー、研究報告会が数多く予定されており、今後は例年どおり参加を希望する多くの方々に来ていただくことができるのではないかと考えております。

 

 これらを予定どおり開催し、一人の感染者も出さずに参加された皆さんにご満足いただけることを願っています。

 コロナ禍の下で女性は男性より厳しい状況に置かれていると言われてますが、その要因の多くは性別による固定的な役割分担意識など、これまでも言われ続けながら改善が進んでいないことが顕在化したものです。

 ムーブとしては、男女共同参画社会の形成を加速するため、これまで以上に様々な活動を充実・強化していきたいと考えています。

 

 まだまだ何かと制約が多くてご迷惑をおかけしますが、これからも感染防止を大前提として講座やセミナーを予定どおり開催していきたいと思います。今後もご利用のほどよろしくお願いします。

 

ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

投稿者:所長 2020年09月01日

 

 

 いつまでも暑いですね~

 暦の上では9月になりましたが、最高気温が35度を超えるなど9月とは思えないような暑さが続いています。

 今年の夏は、九州地方を中心に大きな被害をもたらした梅雨後半の豪雨と遅い梅雨明け、梅雨明け後の猛暑(40℃を超えたところがいくつかありました)など、地球温暖化の影響で気候変動が顕著な夏となっています(ここ数年は毎年のように言われていますが…)。

 

 これからは本格的な台風シーズンがやってきます。昨年も関東地方中心に大きな被害がありましたが、とにかく「これまでは大丈夫だった」というのは通用しない気候になっています。万全の備えと対策を今のうちからしておきましょう。

 

 このような状況も踏まえ、毎年秋に開催しております「アジア女性会議」は、今年は「気候変動とジェンダー」をテーマに、10月8日(木)に開催する予定です。

 中央アジアの山岳国で「幸福の国」として知られるブータン王国・女性と子どものための国家委員会事務局長クンザン・ラームさんから、ブータン王国における気候変動とジェンダーに関する課題と対策についてインタビュー形式でお話しいただくとともに、循環型社会の形成を推進する活動を続けている団体や災害時に母子のための避難所を運営している団体に活動状況の報告をしていただくことになっています。

 新型コロナウイルス感染症対策としてオンライン形式で開催する予定ですので、ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしております(ムーブに来られても視聴可能です)。

 

 また、ムーブでは今月、今年で10回目となる「働く女性のためのステップアップ講座」(9月5日~ 全3回)やTVの情報番組等でご活躍のニューヨーク州弁護士・山口真由さんの講演会(男女共同参画講座)(9月19日)を開催する予定です。

 会場に多くのお客さんをお迎えするのは、ムーブが6月19日に利用を再開して以降最初となりますので、会場の定員を絞るなど感染防止対策には万全を期して皆様に快くご利用いただけるよう努めてまいりたいと考えています。

 

 まだまだ何かと制約が多くてご迷惑をおかけしますが、これからも講座やセミナーを安全・安心な状態で予定どおり開催していきたいと思いますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

 

 

予定どおり開催できることを願っています。

投稿者:所長 2020年08月04日

 

 ムーブ、レディスの施設利用や講座受講については、6月19日から順次利用を再開し、様々な感染防止対策や利用者数の制限をお願いしながらではありますが、ここまで多くの皆様にご利用いただいております。

 

 このブログでは3月以降、毎回新型コロナウイルス感染症対策の状況について触れてきましたが、先月初めの時点では、もう次からはコロナの話題に触れなくていいか、と期待していました。

 

 しかしながら、東京から始まった感染の再拡大が全国に広がり、新規感染者数が過去最大を更新するなど、その状況は4月~5月の緊急事態宣言時以上の厳しい事態となってきています。

 

 今後再び緊急事態宣言が出て外出自粛等の要請が行われることになれば、ここムーブ・レディスも利用休止とせざるを得ない状況となる可能性もあるわけですが、そうならなくて済むように現下の感染拡大が徐々に収まってくれることを祈りたいと思います。

 

 この新型コロナウイルスは、感染しても無症状の方が一定数いて、本人が感染に気付かないうちに人にうつし、再び感染者が増加するというのが厄介なところのようです。

 いかに社会経済活動を大幅に制限することなく感染拡大を防いでいくか、まさにwithコロナでの新常態を実践する、とりわけ当初から言われていることですが、マスクと手洗い、3密の回避(ソーシャルディスタンス)を一人ひとりが徹底していくことが改めて求められていると思います。

 

 ここムーブでも、感染防止対策には万全を期して、安心・安全な状態で皆様にご利用いただけるよう努めてまいります。

 まだまだ何かと制約が多くてご迷惑をおかけしますが、これからもご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

 長かった梅雨も明けていよいよ夏本番、厳しい暑さが続きそうですが、コロナに感染しない、させないということも含め、元気にこの夏を乗り切りましょう。

 そして9月には、働く女性のためのステップアップ講座やTV等でご活躍の山口真由さん(ニューヨーク州弁護士)の講演会等も予定されています。

 予定どおり開催できることを願っています。

 

今度こそ!

投稿者:所長 2020年06月25日

 

 新型コロナウイルス感染症対策として、これまで利用休止を余儀なくされていたムーブ・レディスについて、6月19日(金)から段階的に施設を利用していただけるようになりました。5月下旬に一度利用を再開したものの、市内での感染拡大を受けてすぐに利用休止となり、皆さまには大変ご迷惑をおかけしてまいりましたが、今度こそ継続して皆さんに安心してご利用いただくことができるよう願っています。

 

 ただ、新規感染者の状況は、4月、5月に比べれば落ち着いてきているものの、まだまだ終息したと言えるところには至っておりません。

 今回も感染防止対策を講じながらの利用再開となりますので、ご利用に当たっては、1F入り口付近にサーマルカメラを設置して検温を実施するほか、マスクの着用や少ない定員での利用をお願いすることになります。皆さまにはいろいろとご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

 (最新の状況はホームページ等でご確認ください。)

 

 いよいよ7月、本来ならムーブが一番盛り上がる時期を迎えるところですが、残念ながら今年はムーブフェスタ2020を中止にせざるを得ませんでした。例年とは違う静かな夏を過ごすことになりそうで物足りなさを感じますが、当面は感染を防ぐ対策に細心の注意を払いつつ、利用を徐々に拡大していくことに集中したいと思います。

 

 これまで延期にした事業については、オンラインでの開催等も含め開催が可能な状況になれば実施したいと考えています。その際は決まり次第できるだけ早くご案内いたしますので、よろしくお願いします。

 

 これから当分の間は、「新しい日常」の中で、一定の制約のもと社会生活を営んでいかざるを得ませんが、プロ野球も(当面無観客の中ではありますが)開幕し、県をまたぐ移動も解禁となるなど、段階的に制限も緩和されてきています。何とか再び感染が拡大することなく、ワクチンや治療薬が実用化され、1日も早くこれまでの日常を取り戻すことができるようになることを願いたいと思います。

 

 毎回の繰り返しになりますが、再び感染が拡大して自粛、自粛という生活に戻ることがないよう、これからも私たち一人ひとりが「感染しない」、「感染させない」行動を徹底しましょう。

 

ムーブの施設利用再休止と”with コロナ”

投稿者:所長 2020年06月02日

 5月26日(火)から一部の利用を再開し、順次利用を広げていこうと思っていたムーブは、市内での新型コロナウイルス感染拡大を受けて5月31日(日)から再び利用を休止することになりました。

 2月末に図書・情報室、3月に入って他の施設の利用を休止して以降3か月近くの期間休館していただけに、ようやく利用を再開することができてまずは良かったと思ったのも束の間、非常に残念です。皆さまには再度ご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

 (最新の状況はホームページ等でご確認ください。)

 

 それにしても市内では、4月30日から23日間にわたって新規の感染者がなく緊急事態宣言も解除された後に、連日多くの新規感染者が確認されている事態は、全国的にも非常な驚きをもってとらえられています。

 北九州市では感染者の濃厚接触者全員にPCR検査を実施し、その結果無症状の感染者が多く把握されるようになったなどの背景も指摘されてはいますが、言い換えれば本人も気づいていない感染者が(北九州市に限らず全国に)一定数いるということであり、ワクチンや治療薬が開発されるまでの間は、いかにそういった社会の中で「新しい生活様式」などに基づいて日常の活動を取り戻していくか、まさに“with コロナ”を考えていくべき段階に入ったというのを示しているのかもしれません。

 

 前回も触れましたが、今回の感染症の広がりによりいろんな意味で深刻な影響を受けているのは男性よりも女性の方が多いと言われています。

 仕事の面でみても、例えば非常に厳しい環境の中で日夜献身的な活動をしている医療従事者や生活必需品の販売に携わっている方の多くは女性ですし、自粛の影響で仕事がなくなる方の多くは非正規の比率の高い女性です。

 一方で、企業を中心に導入が進んでいるテレワークについては、時間と場所を選ばないという意味で、女性が働きやすい環境づくりにもつながるとの指摘もあります。

 

 新型コロナウイルス感染症によるジェンダーへの影響を分析しながら、“with コロナ”の社会でムーブとしていかにタイムリーに効果的な活動を行っていくか、今後の活動再開に向けてこれから考えていく必要があると感じています。

 

 繰り返しになりますが、(自分自身も含めて)無症状の感染者がいるという前提の上で、これからも私たち一人ひとりが「感染しない」、「感染させない」行動を徹底しましょう。

ムーブの施設利用再開とムーブフェスタ2020中止のお知らせ

投稿者:所長 2020年05月20日

 新型コロナウイルス感染症対策として全国を対象に出されていた「緊急事態宣言」は、5月14日付で福岡県を含む39県で解除されました。これを受けて福岡県では一部の業種を除いて休業要請が緩和され、学校や美術館・博物館等も再開に向けた動きが出てきました。

 

 現在休館しているムーブでも、ホールなどを除き5月26日(火)から順次利用を再開することといたしました。

 2月末に図書・情報室、3月に入って他の施設の利用を休止して以降3か月近くの期間、皆さまには大変ご迷惑をおかけしてきましたが、ようやく利用していただける状況となりました。

 利用再開に当たっては、感染防止対策として、対人距離を確保するため定数を減らしての運用やマスクの着用などをお願いすることとなり、何かとご不便をおかけしますが、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

 一方、ムーブの最大のイベントである「ムーブフェスタ2020」は、今年もムーブ開館月である7月に開催する予定で準備を進めてまいりましたが、開催期間中の感染拡大防止及び事前準備が十分に行えない等の状況を踏まえ、開催を中止することといたしました。

 1995年7月にムーブが開館して以降、ムーブフェスタの中止は初めてであり、大変残念ですが、利用者の皆さまの安全確保のためやむを得ない決断でした。

 

 今後も、新型コロナウイルス感染症が終息するまでは、ムーブの活動も様々な形で制約を受けざるを得ないと思いますが、今回の感染症の広がりによりいろんな意味で厳しい状況に置かれているのは男性よりも女性の方が多いと言われています。

 ムーブとして、ウイルスとの共生の中でいかにタイムリーに効果的な活動を行っていくか、今回の対策の中で広がりを見せているテレワークやオンライン会議などの状況も踏まえて考えていく必要があると感じています。

 

 国内の感染状況は、外出自粛等の効果が出て新たな感染者数がピーク時に比べて大きく減少してきていますが、ここで気を緩めると再び感染拡大につながる危険性も指摘されています。

 政府の専門家会議で示された「新しい生活様式」を参考に、これからも私たち一人ひとりが「感染しない」、「感染させない」行動を徹底しましょう。

ステイホームで頑張りましょう

投稿者:所長 2020年05月01日

 

 新型コロナウイルス感染症対策として、福岡県を含む7都府県を対象に「緊急事態宣言」が出されて3週間余りとなりました。その後対象区域は全国に拡大され、人との接触を8割減らすことを目標に外出の自粛が強く要請されています。

 これを受けて在宅勤務や飲食店・商業施設の休業等の動きが広がり、街なかでは人通りが大幅に減少してきております。

 

 いよいよ今週からゴールデンウィーク、本来なら行楽にレジャーにと様々な予定を立てていた方もいらっしゃると思いますが、今年は「ステイホーム週間」ということで、できるだけ外出を控え、人との接触を減らす行動が求められています。とにかく今は感染を抑えこむことを最優先に、家庭内で楽しみを見つけて過ごしましょう。

 

 一方で、生活への不安や外出自粛へのストレス等から、DVや児童虐待の増加・深刻化が懸念されております。国連のグテーレス事務総長からも、各国政府に対して「女性や女児をCOVID-19への対応に向けた取り組みの中心に据えるよう強く要請」するメッセージが出されていますが、国においてもDVに関する電話やメール・SNSの相談窓口が開設されましたのでお知らせします。

 (DV相談+(プラス)  電話 ; 0120-279-889)

 

 さて、海外では、欧米を中心に深刻な状況が続いている国が数多くありますが、先日ある情報番組で、今回の感染症対策に比較的うまく対応している国・地域のトップは女性が多いという報道をされていました。最近ニュージーランドのアーダーン首相が勝利宣言をして外出規制を一部緩和したのはご存知の方も多いと思います。

 それぞれ各国様々な事情があり、状況もまちまちでしょうが、個人的に思うのは、今回のような危機的な状況の中で、効果的な政策を迅速に打ち出していくに当たって、その意思決定層に女性も含めて様々な背景や知識、発想を持った方がいる組織が強いということではないでしょうか。

 

 我が国では、ここにきて新たな感染者数は減少傾向になってきましたが、ここで気を許すと再び感染拡大を引き起こす可能性も指摘されています。

 今一度私たち一人ひとりが次の点に留意し、「感染しない」、「感染させない」行動を徹底しましょう。

 

  • 「密閉、密集、密接」の3つの条件が重なる場所に行かない
  • 人と人との距離をとる(Social distancing)
  • 手洗い、咳エチケット等の一般感染対策を徹底する

新型コロナウイルス感染拡大防止へのご理解とご協力をお願いします。

投稿者:所長 2020年04月01日

 

 

 

 新型コロナウイルス感染症の猛威はとどまるところを知らず、欧米各国を中心に日々感染者や亡くなられる方が大幅に増加していっております。

 

 我が国においても、3月25日前後から日々の感染者数が急増し、まさに「感染爆発の重大局面」となっております。

 

 このような状況を受け、東京都や周辺各県、大阪府などで3月28日(土)~29日(日)の不要不急の外出自粛の要請がなされ、ここ福岡県でも3月28日(土)の夜から29日(日)にかけて同様の呼びかけが行われました。

 

 そのような中、3月29日夜に志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなられたとのショッキングなニュースが飛び込んできました。まだ70歳でレギュラー番組を持ち、新番組や映画への出演も決まっている中での訃報で、もうテレビ等で元気な姿を見られないかと思うととても悲しく、また信じられない気持ちで一杯です。

 改めてこの感染症の恐ろしさを身近に感じた方も多いと思いますが、まさに志村けんさんが身をもって人々にその危険性を訴えたのではないかと思えてなりません。

 ご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 今一度私たち一人ひとりが、次の点に留意し、「感染しない」のみならず、(無症状でも感染している事例もあることから)「感染させない」行動を徹底しましょう。

 

  • 「密閉、密集、密接」の3つの条件が重なる場所に行かない
  • 手洗い、咳エチケット等の一般感染対策を徹底する
  • 風邪の症状など、少しでも体調に異変がある場合は外出しない

 

 このような状況の中、ここムーブ及びレディスもじ・やはたでは、当面の間、全ての施設の利用を休止しているところですが、4月に入っても休止を継続せざるを得ない状況となっています。また、4月開講のパソコン講座や英会話教室などについても、開始時期が見通せず、一部中止にせざるを得ない講座等も生じています。

 

 利用者の皆さまにはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんが、感染拡大防止のためご理解をお願いいたします。

 

 なお、利用を再開することができる状況になればホームページ等でご連絡いたします。1日も早くその状態になることを期待したいと思います。